特許
J-GLOBAL ID:200903059092916260

エチル第三ブチルエーテルとエタノールとの分離方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岸本 瑛之助 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-301467
公開番号(公開出願番号):特開平5-201906
出願日: 1992年11月12日
公開日(公表日): 1993年08月10日
要約:
【要約】【構成】 (1) ETBEとEtOHの混合物を、水抽出CEし、水飽和ETBEからなる精製物と、少量のETBEを含むEtOH-水混合物からなる抽出物とを回収する; (2) 工程(1) の抽出物を濃縮塔CCに送り、頂部でEtOH-水共沸組成留出物を回収し、底部で水残渣を回収し、ETBE相を抜出しこの相を工程(1) の精製物とまとめる;(3) 共沸剤ETBEによるヘテロ共沸蒸溜工程:工程(2) の留出物を蒸溜塔CD1に送り、EtOH残渣を回収し、頂部フラックスを、蒸溜塔CD2頂部フラックスとまとめて凝縮しデカンタD1に送る。デカンタで、塔CD1頂部に送る、ETBEに富む上部相と、塔CD2頂部に送る、水に富む下部相とを分離する。塔CD2の残渣-主に水-を塔CCの残渣とまとめ、塔CE頂部に送る。【効果】 ETBEとEtOHとを経済的に分離することができる。
請求項(抜粋):
エチル第三ブチルエーテルとエタノールとの分離方法において、(1) 主としてエチル第三ブチルエーテルとエタノールとの混合物からなる仕込原料を、抽出溶媒として水が導入されている抽出帯域に導入し、かつここから、主として水飽和エチル第三ブチルエーテルからなる精製物と、小さい割合のエチル第三ブチルエーテルを含むエタノール-水混合物からなる抽出物とを回収する抽出工程;(2) 工程(1) から出る抽出物が濃縮帯域に送られ、ここから、頂部においてエタノール-水共沸組成物に近い留出物を回収し、底部において主として水からなる残渣を回収し、主としてエチル第三ブチルエーテルからなる相を抜出し、この相を抽出工程(1) の精製物と1つにまとめる工程;(3) 共沸剤としてエチル第三ブチルエーテルを用いる、ヘテロ共沸蒸溜工程であって、前記濃縮工程の留出物を第一蒸溜工程に送り、ここから、主としてエタノールからなる残渣を回収し、頂部から出るフラックスを、第二蒸溜帯域の頂部のフラックスと1つにまとめ、生じたフラックスを凝縮し、かつデカンタに送り、ここでは前記第一蒸溜帯域の頂部に還流物として送られる、エチル第三ブチルエーテルに富む上部相と、前記第二蒸溜帯域の頂部に還流物として再送される、水に富む下部相とが分離され、この第二蒸溜帯域の残渣は、主として水からなり、これは前記濃縮帯域の残渣と1つにまとめられ、かつ場合によっては補給後に、前記抽出帯域の頂部の供給に送られ、エチル第三ブチルエーテルは、この方法の始動(mise en service) の際にデカンタに導入される工程、からなることを特徴とする方法。
IPC (5件):
C07C 43/04 ,  C07C 29/84 ,  C07C 31/08 ,  C07C 41/38 ,  C07C 41/42

前のページに戻る