特許
J-GLOBAL ID:200903059129920785

低温靭性に優れた低降伏比高張力鋼材の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢葺 知之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-111529
公開番号(公開出願番号):特開平10-306316
出願日: 1997年04月28日
公開日(公表日): 1998年11月17日
要約:
【要約】【課題】 本発明は高価な合金元素の添加や生産性の劣る複雑な熱処理工程を必要としない低温靭性に優れた低降伏比高張力の製造方法を提供する。【解決手段】 所定の成分範囲に限定した鋼片に対して、粗圧延の後、仕上げ圧延の前にγ相を過冷せしめるための加速冷却を該冷却速度におけるAr3 変態点+50°C〜Ar3 変態点-50°Cまで行うことによりαの微細化を図り、低温靱性と低降伏比とを両立させる。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.01〜0.20%Si:0.01〜1.0%Mn:0.1〜2.0%Al:0.001〜0.1%N :0.001〜0.010%を含有し、不純物としてのP、Sの含有量がP :0.025%以下S :0.015%以下で、残部鉄及び不可避不純物からなる鋼片をAc3 変態点以上、1250°C以下の温度に加熱し、加熱温度〜900°Cの範囲で累積圧下率が10〜80%の粗圧延を行った後、冷却速度が2〜40°C/sの加速冷却を該冷却速度におけるAr3 変態点+50°C〜Ar3 変態点-50°Cまで行ってγ相を過冷せしめ、加速冷却後、累積圧下率30〜90%の仕上げ圧延を650°C以上で終了し、さらに仕上げ圧延終了後、5〜40°C/sの冷却速度で20°C〜450°Cまで再び加速冷却することを特徴とする低温靭性に優れた低降伏比高張力鋼材の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/58
FI (4件):
C21D 8/02 B ,  C22C 38/00 301 A ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/58

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