特許
J-GLOBAL ID:200903059141717014

ロック防止及び駆動スリップ・調整装置を備えた油圧式のブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-010461
公開番号(公開出願番号):特開平5-262218
出願日: 1993年01月26日
公開日(公表日): 1993年10月12日
要約:
【要約】【目的】 ロック防止及び駆動スリップ・調整装置49を備えていて、かつブレーキ導管10のマスターブレーキシリンダ3と遮断弁12との間から出発していて高圧ポンプ23の吸込み側に通じる吸込み導管19内に別の遮断弁30を有する油圧式のブレーキ装置1が簡単に構成できて、機能が改善されるようにすることである。【構成】 吸込み導管内の遮断弁30が金属的なシール作用を生ぜしめる逆止弁として構成されており、該逆止弁が閉鎖ばね33によって負荷されたマスターブレーキシリンダ側の閉鎖部材32及び該閉鎖部材と協働するポンプ側の弁座を有しており、逆止弁の閉鎖部材とは逆の側に接続されたシリンダ38内に配置された押し開きピストン39が弁座とは逆の側でピストン押圧ばね40によって負荷されていて、かつ弁座に向いた側にロッド42を備えており、ロッドが弁座34を貫いて閉鎖部材32に係合して、閉鎖部材を無圧状態では開放位置に保持している。
請求項(抜粋):
ロック防止及び駆動スリップ・調整装置(49)を備えた油圧式のブレーキ装置(1)であって、-ペダル操作可能なマスターブレーキシリンダ(3)と車輪ブレーキ(例えば6)との間を延びていてかつ車輪ブレーキ内の圧力変調のための弁装置(13)を備えたブレーキ導管(10)を有しており、-弁装置(13)から高圧ポンプ(23)の吸込み側(21)に通じる戻し導管(16,19)を有しており、高圧ポンプが吐出側で供給導管(26)を介してブレーキ導管(10)のマスターブレーキシリンダ(3)と弁装置(13)との間に接続されており、-ブレーキ導管(10)内でマスターブレーキシリンダ(3)と供給導管(26)の接続部との間に配置された第1の遮断弁(12)を有しており、-吸込み導管(29)内に配置されて開放位置及び閉鎖位置を持っていてマスターブレーキシリンダ(3)内の圧力によってばね力に抗して操作可能な第2の遮断弁(30)を有しており、吸込み導管がブレーキ導管(10)のマスターブレーキシリンダ(3)と第1の遮断弁(12)との間から出発していて高圧ポンプ(23)の吸込み側に接続されており、-車輪回転特性に関連して弁(12,15,18)及び高圧ポンプ(23)を切り換える電子的な制御ユニット(50)を有している形式のものにおいて、-吸込み導管(29)内の遮断弁(30)が金属的なシール作用を生ぜしめる逆止弁として構成されており、該逆止弁が弁ケーシング(31)内に閉鎖ばね(33)によって負荷されたマスターブレーキシリンダ側の閉鎖部材(32)及び該閉鎖部材と協働するポンプ側の弁座(34)を有しており、弁ケーシングの閉鎖部材とは逆の側がシリンダ(38)に接続されており、該シリンダ内に配置された押し開きピストン(39)が弁座とは逆の側でピストン押圧ばね(40)によって負荷されていて、かつ弁座に向いた側にロッド(42)を備えており、該ロッドが弁座(34)を貫いて閉鎖部材(32)に係合していて、該閉鎖部材を無圧状態では開放位置に保持していることを特徴とする、ロック防止及び駆動スリップ・調整装置を備えた油圧式のブレーキ装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭61-211139

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