特許
J-GLOBAL ID:200903059162769375

温度自己制御性導電性組成物、温度自己制御性面状発熱体および温度自己制御性パイプ状ヒーター

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊東 辰雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-142495
公開番号(公開出願番号):特開平6-096843
出願日: 1993年05月24日
公開日(公表日): 1994年04月08日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 ベース上に印刷等の簡易な方法で強固でかつ均質な面状発熱体を容易に形成でき、ヒートサイクルによるヒステリシスが少ない高性能の発熱体を得ることが可能で、また、30〜250°Cの広い温度領域に亙って様々な自己制御温度を有するパイプ状ヒーターを提供する。【構成】 A平均粒径2〜30μmの球状カーボンおよび平均直径5000μm以下の膨張黒鉛粉末から選ばれる少なくとも一種と、B熱可塑性樹脂およびカーボンブラックを含有するワニス状混合物とを、B成分100重量部に対してA成分5〜95重量部の比率で含有することを特徴とする温度自己制御性導電性組成物、並びに該導電性組成物を用いて得られる温度自己制御性面状発熱体および温度自己制御性パイプ状ヒーター。
請求項(抜粋):
【請求項01】 (A)平均粒径2〜30μmの球状カーボンおよび平均直径5000μm以下の膨張黒鉛粉末から選ばれる少なくとも一種と、(B)熱可塑性樹脂およびカーボンブラックを含有するワニス状混合物とを、(B)成分100重量部に対して(A)成分5〜95重量部の比率で含有することを特徴とする温度自己制御性導電性組成物。【請求項02】 前記球状カーボンが、(イ)球状の不溶融性フェノール樹脂を1500〜2200°Cで炭化したもの、(ロ)カーボン微粉体および/または加熱により炭化する材料で表面被覆した球状の不溶融性フェノール樹脂を1500〜2200°Cで炭化したもの、および(ハ)カーボン微粉体と加熱により炭化する材料との混合物の球状成形体を1500〜2200°Cで炭化したものから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする、請求項1に記載の導電性組成物。【請求項03】 前記熱可塑性樹脂がポリカルボシラン、ケイ素樹脂、ビスマレイミド-トリアジン樹脂、ポリウレタン樹脂およびポリエステル樹脂から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする、請求項1または2に記載の導電性組成物。【請求項04】 前記熱可塑性樹脂がポリカルボシランとケイ素樹脂との混合物、あるいはケイ素樹脂であることを特徴とする、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の導電性組成物。【請求項05】 前記ワニス状混合物が前記熱可塑性樹脂を90〜99重量%、前記カーボンブラックを1〜10重量%含有することを特徴とする、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の導電性組成物。【請求項06】 前記ワニス状混合物が溶剤および/または分散剤をさらに含有することを特徴とする、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の導電性組成物。【請求項07】 前記溶剤がパラフィン系溶剤、酢酸カルビトール、ジメチルホルムアミドおよびγ-ブチルラクトンから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする、請求項6に記載の導電性組成物。【請求項08】 前記ワニス状混合物が前記熱可塑性樹脂および溶剤を90〜99重量%、前記カーボンブラックおよび分散剤を1〜10重量%含有することを特徴とする、請求項6または7に記載の導電性組成物。【請求項09】 前記請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の導電性組成物を面状に成形したものを熱処理して得られたものであることを特徴とする温度自己制御性面状発熱体。【請求項10】 パイプ状絶縁性基材と、前記請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の導電性組成物をパイプ状絶縁性基材上に面状に成形したものを熱処理して得られた発熱体と、該発熱体に通電するための電極とを具備することを特徴とする温度自己制御性パイプ状ヒーター。【請求項11】 前記発熱体上に被膜状絶縁材料からなる保護膜をさらに具備することを特徴とする温度自己制御性パイプ状ヒーター。
IPC (8件):
H05B 3/14 ,  C08K 7/18 KCL ,  C09D 5/24 PQW ,  H01B 1/00 ,  H01B 1/24 ,  H01C 7/00 ,  H05B 3/20 305 ,  H05B 3/42

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