特許
J-GLOBAL ID:200903059184444186

磁気軸受の制御装置及び制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 東島 隆治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-130806
公開番号(公開出願番号):特開平11-325072
出願日: 1998年05月13日
公開日(公表日): 1999年11月26日
要約:
【要約】【課題】 回転体の曲げ固有振動数が、章動運動及び歳差運動の影響によって、回転体の回転速度に応じて変化する場合においても、回転体の振動を減衰させることができる磁気軸受制御装置を得ること。【解決手段】 回転体50の回転周波数が基準回転周波数より高い場合には、反動回路11の出力をセンサ装置1の出力から減算し、回転周波数成分を含まない信号を帯域通過フィルタ回路5に印加する。帯域通過フィルタ回路5によって章動運動及び歳差運動による振動の周波数成分を取り出し制御対象10にポジティブフィードバックする。
請求項(抜粋):
回転体の半径方向への位置変位を検出するセンサ装置と、前記センサ装置から出力されるセンサ信号により電流を制御して、前記回転体を所定の位置に保持させる電磁石とを有し、外乱による振動を抑制しつつ、高速で回転する回転体を高い剛性を有するように支持する磁気軸受の制御装置において、前記センサ信号に基づいて回転体の不つり合いによる振動を抑制する信号を求める演算回路と、前記回転体の回転数に対応する回転数信号と回転数の基準となる回転数基準信号とを比較する比較器と、前記比較器の出力により駆動され、前記演算回路の出力を制御するスイッチと、前記センサ出力から、前記スイッチを経て出力される演算回路の出力を減算する減算回路と、減算回路の出力中の回転体の固有振動数の成分を減衰させて出力するノッチフィルタ回路と、ノッチフィルタ回路の出力と回転体の位置基準信号との差を演算して偏差信号を出力する偏差回路と、偏差回路からの偏差信号を位相補償する位相補償回路と、を有することを特徴とする磁気軸受の制御装置。

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