特許
J-GLOBAL ID:200903059218079920
油圧緩衝器
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-355818
公開番号(公開出願番号):特開平6-185562
出願日: 1992年12月18日
公開日(公表日): 1994年07月05日
要約:
【要約】【目的】 油圧緩衝器において、ピストン速度が低速領域でのバルブ特性と高速領域でのバルブ特性を独立して設定できるようにする。【構成】 シリンダ2にピストン3を嵌装する。ピストン3の内周側に第1の伸び側連通路6を設け、外周側に第2の伸び側連通路7を設ける。第1の伸び側連通路6に切欠10a を有する小径のディスクバルブ10を設け、第2の伸び側連通路に大径のディスクバルブ14を設ける。伸び行程時の減衰力は、ピストン速度が低速域では切欠10a によりオリフィス特性となり、ピストン速度が速くなると、小径のディスクバルブ10が開いてバルブ特性となり、さらに速くなると大径のディスクバルブ14が開き第1、第2の伸び側連通路6,7 により通路面積を大きくしてバルブ特性を維持する。小径のディスクバルブ10と大径のディスクバルブ14とはリテーナ11により独立しているので、第1、第2の伸び側連通路6,7 による減衰力特性を独立して設定することができる。
請求項(抜粋):
油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2室に画成するピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部まで延ばされたピストンロッドと、前記ピストンに設けられ前記シリンダ内の2室を連通させる第1および第2の連通路を備え、前記第1の連通路を前記ピストンの一端面の内周側に開口させるとともに、前記第2の連通路を前記ピストンの一端面の外周側に開口させ、前記ピストンの一端面側に、前記第1の連通路の開口部に当接する小径のディスクバルブと、前記第2の連通路の開口部に当接する大径のディスクバルブとを小径のディスクバルブより小径でかつ剛体のリテーナを介して軸方向に間隔をおいて重ねて配置したことを特徴とする油圧緩衝器。
IPC (2件):
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