特許
J-GLOBAL ID:200903059224600763

アンチロックブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長瀬 成城
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-304624
公開番号(公開出願番号):特開平8-156770
出願日: 1994年12月08日
公開日(公表日): 1996年06月18日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】2チャンネルシステムの1系統側の低μ側走行路の車輪がロックした時、同車輪の減圧作用と同時に、他系統の同走行路の車輪も自動的に減圧するとともに、高μ路側車輪の液圧を維持し、制動距離を短くする。【構成】スプリット路を走行中に右側前輪FRがロック状態を発生すると、右側前輪FRのホイールシリンダ6のブレーキ液がスプリング収容室13→ディケイバルブ7を通ってリザーバ8に流入し、ブレーキ液圧が減圧され、減圧機構5内の減圧ピストン5aは右後輪側のホイールシリンダ20内の液圧の作用により左方に移動し、ボールバルブ16を閉じ、減圧室14を拡大し、右側後輪20のホイールシリンダ液圧も減圧する。再加圧時には、ホールドバルブ4が開き、ディケイバルブ7が閉じマスタシリンダの液圧室2bの液圧によって減圧ピストン5aを右方に移動し、減圧室14内のブレーキ液を右側後輪のホイールシリンダに還流して液圧を上昇させる。
請求項(抜粋):
2チャンネルシステムにおいて、各系統側の前輪FR、FLブレーキ回路内にアンチロック制御を実行するホールドバルブ4、4 ́、ディケイバルブ7、7 ́、液圧ポンプ10、10 ́、リザーバ8、8 ́を配置し、さらに前記ホールドバルブ4、4 ́とディケイバルブ7、7 ́との間に連通する各前輪ブレーキ回路内に減圧機構5、5 ́を配置し、同減圧機構の減圧室14は他系統の同側に有る後輪のホイールシリンダ20および他系統側のマスタシリンダの液圧室2aとを連通する流路に連通し、同減圧室14と他系統側のマスタシリンダの液圧室2aとを連通する流路内に減圧機構5内の減圧ピストン5aの移動により前記流路を閉じるバルブ16を配置し、アンチロック制御時に前記減圧ピストンとバルブとの作動により、ロック現象を発生した車輪と同側を走行している車輪をロック現象を発生した車輪と同モードで減圧、保持、加圧状態にすることを特徴とするアンチロックブレーキ装置。

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