特許
J-GLOBAL ID:200903059264237343

尿素からアンモニアを製造する方法及びその使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉内 基弘 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-542120
公開番号(公開出願番号):特表2001-518047
出願日: 1998年03月20日
公開日(公表日): 2001年10月09日
要約:
【要約】本発明は、尿素からアンモニアを発生させる技術に関する。この方法は、加圧下で加熱することによって尿素及び(又は)ビウレットの水溶液を加水分解してアンモニア、二酸化炭素及び水の混合物を生成させることに基づく。製造されるガス混合物は、アンモニアの輸送及び現場貯蔵に関連するリスク及び危険なしで多くの工業用途のために制御された圧力及び流量でアンモニアを供給するのに有用であり、それによって現在工業的に実施されているものを上回る有意の安全性の利点をもたらす。
請求項(抜粋):
SNCR(選択的非接触還元)若しくはSCR(選択的接触還元)による燃焼ガス流からの窒素酸化物の除去に、又は粒状物質の状態調節方法に有用な、加圧されたガス流を提供するのに適した方法であって、(a)約1〜約76重量%の固形分濃度を有する尿素の水溶液又はビウレット及び(若しくは)カルバミン酸アンモニウムを含有する尿素の混合物の水溶液を反応器に供給し、その中で約110°C〜約300°Cの温度において約20〜500psigの圧力下で尿素を加水分解し、 その際、反応器に熱を供給することによって反応混合物の温度又は圧力を調節して、アンモニア、二酸化炭素及び水のガス状生成物流を工程(d)における外部での使用のために充分な速度で生成させ、且つ、未反応尿素、ビウレット及び(又は)カルバミン酸アンモニウムを含有する残留液相反応媒体を生成させ、(b)前記ガス状生成物流を制御された圧力及び流量において分離し、(c)前記液相反応媒体をさらにガス状アンモニア及び二酸化炭素に転化させるために反応器中に保ち、且つ(又は)前記反応媒体の少なくとも一部をさらに転化させるために反応器、尿素溶解器若しくは反応器への供給溶液に再循環して戻し、そして(d)ガス状のアンモニア及び二酸化炭素を含有する生成物流を取り出し、前記の窒素酸化物の除去又は粒状物質の状態調節のための外部での使用の要求に必要なものにほぼ等しい制御された速度で前記生成物流を前記の外部での使用のために供給することを特徴とする、前記方法。
IPC (3件):
C01C 1/08 ,  B01D 53/56 ,  B01D 53/74
FI (2件):
C01C 1/08 ,  B01D 53/34 129 E

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