特許
J-GLOBAL ID:200903059411418340

高周波加速空胴及びこれを用いた環状型加速器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-328567
公開番号(公開出願番号):特開平9-167699
出願日: 1995年12月18日
公開日(公表日): 1997年06月24日
要約:
【要約】【課題】本発明の目的は、広い周波数帯域、特に低周波数側で効率よくかつ安定に高い加速間隙電圧を得ることのできる高周波加速空胴及びこれを用いた環状型加速器の提供にある。【解決手段】本発明の高周波加速空胴は内導体1,外導体2と、加速間隙3ならびに請求項1乃至4記載の磁性体4と、高周波電源5および給電線6から構成される。前記磁性体4は、キュリー温度,飽和磁束密度ならびに比透磁率が高く、低い周波数での使用を可能とするとともに磁性体の温度上昇,磁束の飽和による高電圧化の制限が緩和できる。さらに、空胴内に装荷した複数の磁性体毎又はそのグループ毎に高周波電力を給電することで高周波電源と空胴とのインピーダンス整合をとり高周波電力の給電効率を向上させる。以上の結果、広い周波数帯域、特に低い周波数側で効率よくかつ安定に高い加速間隙電圧を得ることができる。
請求項(抜粋):
磁性体装荷型の高周波加速空胴において、前記磁性体が一般式:(Fe1-aMa)100-X-Y-Z-αCuXSiYBZM′α(原子%)(ただし、MはCo及び/又はNiであり、M′はNb,W,Ta,Zr,Hf,Ti及びMoからなる群から選ばれた少なくとも1種の元素であり、a,X,Y,Z及びαはそれぞれ0≦a≦0.5,0.1≦X≦3,0≦Y≦30,0≦Z≦25,5≦Y+Z≦30及び0.1≦α≦30を満たす。)により表される組成を有し、組織の少なくとも50%が1μm以下の平均粒径を有する微細な結晶粒と残部の非晶質、前記結晶粒又は非晶質のいずれかであるFe基軟磁性合金からなることを特徴とする高周波加速空胴。
IPC (3件):
H05H 7/18 ,  H05H 9/00 ,  H05H 13/04
FI (3件):
H05H 7/18 ,  H05H 9/00 F ,  H05H 13/04 D

前のページに戻る