特許
J-GLOBAL ID:200903059432503160

鋼板へのレーザマーキング方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田北 嵩晴
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-124646
公開番号(公開出願番号):特開平6-312280
出願日: 1993年04月30日
公開日(公表日): 1994年11月08日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、鋼板表面にレーザマーキングを行う装置においてショットブラスト加工等によって消えないような深いマーキングを均一のドットパターンで簡潔、高速に行うレーザマーキング方法を提供せんとするものである。【構成】 レーザにより鋼板にマーキングを行う装置において、刻印する文字、記号を線分の集合として認識し、ガルバノスキャンミラーを各文字、記号を構成する線分の始点と終点の2点の情報を基にガルバノスキャンミラーの位置を確認する事無くビームスポットを走査し、かつノーマルパルスレーザを該線分集合の中の線分の終点から始点への各線分間の切れ間の部分だけを発振停止させる事により、鋼板への高速でかつ鮮明なマーキングを可能とする、鋼板へのレーザマーキング方法。
請求項(抜粋):
ノーマルパルスレーザと、レーザビームをスキャンする2組のガルバノスキャンミラーからなるビームスキャンニング系と、該ガルバノスキャンミラーを駆動する駆動系と、レーザビームを集光するfθレンズあるいはミラーと、マーキング情報を処理する制御コンピュータと、刻印を行わない部分においてレーザの発振を停止するようレーザ発振器の発振を制御するパルス制御系とを備えたレーザにより鋼板にマーキングを行う装置を用いて鋼板表面に刻印する方法において、刻印する文字、記号をドットの集合ではなく、線分の集合として認識し、かつ文字あるいは記号中の線分の交差する箇所では交差する線分の1本を除く他の線分を交差点の前後で中断したパターンにより構成し、ガルバノスキャンミラーを各文字、記号を構成する線分の始点と終点の2点の情報を基に走査し、さらに該ガルバノスキャンミラーの駆動信号に、駆動信号に対して実際のガルバノスキャンミラーの動きが遅れる事を想定し、それに対応したある待ち時間をあらかじめ入れる事によりガルバノスキャンミラーの位置を確認する事無くビームスポットを走査し、かつノーマルパルスレーザを該ガルバノスキャンミラーに合わせたあらかじめ求めたタイミングでパルス制御系により該線分集合の中の線分の終点から始点への各線分間の切れ間の部分だけを発振停止させ、刻印中にはガルバノスキャンミラーによるレーザビームの走査位置の情報を全く認識する事無く、独立に自由発振させる事により、鋼板への高速でかつ鮮明なマーキングを可能とする、鋼板へのレーザマーキング方法。

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