特許
J-GLOBAL ID:200903059467980211

アクリル製品の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-337550
公開番号(公開出願番号):特開平9-174676
出願日: 1995年12月25日
公開日(公表日): 1997年07月08日
要約:
【要約】【課題】 加熱戻りによるキズの拡大等を発生しにくくしたアクリル樹脂製品を提供する。【解決手段】 PMMA系シロップを注型重合して得られるアクリル樹脂シートを熱成形し、強化樹脂材料で補強するアクリル製品の製法において、前記注型重合の過程で、架橋剤が存在しない条件で完全に重合させたシートの[η]をA(l/g)とする時、(1) 0.05 ≦ A < 0.10 の場合は、0.5 - 4×A ≦ B ≦ 0.9 - 4×A、また、(2) 0.10 ≦ A ≦ 0.20 の場合は、0.02 ≦ B ≦ 0.9 - 4×Aで表される両式の範囲で限定されるBの値を架橋剤の添加量(重量%)とする処方により得られるアクリル樹脂シートを使用し、その樹脂シートを180〜200°Cの温度領域で熱成形を行い、その後75〜80°Cの温度で3時間以上アニール処理して熱成形時の成形歪みを除去し、次いで強化樹脂材料で補強する。
請求項(抜粋):
メタクリル酸メチル単独またはメタクリル酸メチル94重量%以上とアクリル酸エステル6重量%以下との単量体混合物に、重合開始剤および連鎖移動剤を添加し一部を重合させてシロップを製造し、次いでその得られたシロップに対して、架橋剤および重合開始剤を添加して熱処理を行う注型重合によって得られるアクリル樹脂シートを熱成形して、強化樹脂材料で補強されるアクリル製品を得る方法において、前記シロップに架橋剤および重合開始剤を添加して熱処理して行う注型重合の過程で、架橋剤が存在しない条件で完全に重合させたシートの[η]をA(l/g)とする時、(1) 0.05 ≦ A < 0.10 の場合0.5 - 4×A ≦ B ≦ 0.9 - 4×A ......(1)(2) 0.10 ≦ A ≦ 0.20 の場合0.02 ≦ B ≦ 0.9 - 4×A ......(2)で表される式(1)および(2)の範囲で限定されるBの値を架橋剤の添加量(重量%)とする処方により得られるアクリル樹脂シートを使用し、その樹脂シートを180〜200°Cの温度領域で熱成形し、次いで75〜80°Cの温度で1.5時間以上保持しその後1時間当たり15°C以下の冷却速度で徐冷することによって熱成形時の成形歪みを除去し、しかる後に強化樹脂材料で補強することを特徴とするアクリル製品の製造方法。
IPC (7件):
B29C 51/10 ,  A47K 3/02 ,  C08J 3/24 CEY ,  B29K 33:00 ,  B29K105:06 ,  B29L 31:00 ,  C08L 33:00
FI (3件):
B29C 51/10 ,  A47K 3/02 ,  C08J 3/24 CEY Z
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭60-197707
  • 特開昭60-197707

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