特許
J-GLOBAL ID:200903059475061535

フォイル式流体軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-177505
公開番号(公開出願番号):特開2002-372042
出願日: 2001年06月12日
公開日(公表日): 2002年12月26日
要約:
【要約】【課題】 フォイル式流体軸受のフォイルアセンブリに充分な摩擦減衰力を発生させるとともに、ジャーナルおよびトップフォイル間に介在する流体の圧力でトップフォイルが波状に変形するのを防止する。【解決手段】 静止保持部材12の内部にジャーナル11を支持するフォイルアセンブリ13は、半径方向内側に配置されたトップフォイル14と、その外側に配置された3層のミッドフォイル15A〜15Cと、その外側に配置された波板状のバンプフォイル16A〜16Fとから構成される。ジャーナル11が半径方向に変位したときに3層のミッドフォイル15A〜15C間に大きな摩擦減衰力を発生させてジャーナル11の支持機能を高めることができ、しかも3層のミッドフォイル15A〜15Cを重ね合わせたことで半径方向荷重に対する剛性が高まり、トップフォイル14が波状に変形するのを防止してフォイル式流体軸受の機能を確実に発揮させることができる。
請求項(抜粋):
回転するジャーナル(11)の外周を環状の空隙を存して囲む静止保持部材(12)と、前記空隙に配置されてジャーナル(11)を支持するフォイルアセンブリ(13)とを備えたフォイル式流体軸受において、前記フォイルアセンブリ(13)は、軸方向に形成されたスリット(14a)に臨む一端部が該静止保持部材(12)に固定され、前記一端部から他端部に向けて円環状に巻かれ、ジャーナル(11)の外周面を流体膜層を介して支持するトップフォイル(14)と、軸方向に形成されたスリット(15a)に臨む一端部が該静止保持部材(12)に固定され、前記一端部から他端部に向けて円環状に巻かれ、その内周面がトップフォイル(14)の外周面に摺動自在に摩擦接触することにより、ジャーナル(11)の半径方向外側への移動に対抗する摩擦減衰力を発生するミッドフォイル部(15)と、ミッドフォイル部(15)および静止保持部材(12)間に配置された波板状のバンプフォイル(16A〜16F)とから構成され、前記ミッドフォイル部(15)は少なくとも2枚のミッドフォイル(15A〜15C)から構成され、それらのミッドフォイル(15A〜15C)は相互に重ね合わされて摺動自在に摩擦接触することを特徴とするフォイル式流体軸受。
Fターム (6件):
3J012AB07 ,  3J012BB01 ,  3J012CB04 ,  3J012DB05 ,  3J012EB10 ,  3J012HB01

前のページに戻る