特許
J-GLOBAL ID:200903059484245860
オレフィン系樹脂組成物およびその製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
鈴木 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-179422
公開番号(公開出願番号):特開平6-306256
出願日: 1993年07月20日
公開日(公表日): 1994年11月01日
要約:
【要約】【構成】 本発明は、環状オレフィンランダム共重合体、開環重合体およびその水添物である環状オレフィン系樹脂とプロピレン系樹脂とを50:50〜5:95の重量比で含有し、かつ上記成分の少なくとも一部が、カルボン酸化合物、その無水物およびカルボン酸ヒドロキシアルキルエステルで変性された変性オレフィン系重合体組成物と、フィラーと、変性エラストマーとから組成物である。また、少なくともいずれか一方が変性されている上記環状オレフィン系樹脂とプロピレン系樹脂とフィラーとの混練物を予め調製し、この混練物に変性エラストマーを配合して溶融混練することによりフィラーを組成物中に比較的均等に分散させることができる。【効果】 本発明の樹脂組成物から形成された成形体は塗料との密着性が良好であると共に、機械的強度に優れている。
請求項(抜粋):
エチレンと次式[I]または[II]で表される環状オレフィンとのランダム共重合体(a-1)、次式[I]または[II]で表される環状オレフィンの開環重合体または開環共重合体(a-2)、および、該開環重合体または開環共重合体の水添物(a-3)よりなる群から選ばれる少なくとも一種類の環状オレフィン系樹脂(a)と、プロピレン系重合体(b)とを、重量比(a):(b)が50:50〜5:95の割合で含有し、該環状オレフィン系樹脂(a)およびプロピレン系重合体(b)の少なくとも一部がエチレン性不飽和基含有カルボン酸、その無水物およびエチレン性不飽和基含有カルボン酸ヒドロキシアルキルエステルよりなる群から選ばれる少なくとも1種類の変性剤(c)で変性されている変性オレフィン系重合体組成物と、該変性オレフィン系重合体組成物100重量部に対して1〜50重量部のフィラー(d)と、該変性オレフィン系重合体組成物100重量部に対して、上記変性剤(c)で変性された変性エラストマー(e)を10〜100重量部の量で含有するオレフィン系樹脂組成物;【化1】・・・[I][上記式[I]中、nは0または1であり、mは0または正の整数であり、qは0または1であり、R1〜R18およびRa、Rbは、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子および炭化水素基よりなる群から選ばれる原子もしくは基を表し、R15〜R18は、互いに結合して単環または多環を形成していてもよく、かつ該単環または多環が二重結合を有していてもよく、また、R15とR16とで、またはR17とR18とでアルキリデン基を形成していてもよい];【化2】・・・[II][上記式[II]中、pおよびqは0または正の整数であり、mおよびnは0、1または2であり、R1〜R19は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基またはアルコキシ基であり、R9またはR10が結合している炭素原子と、R13が結合している炭素原子またはR11が結合している炭素原子とは直接あるいは炭素原子数1〜3のアルキレン基を介して結合していてもよく、また、n=m=0のときR15とR12またはR15とR19とは互いに結合して単環または多環の芳香族環を形成していてもよい]。
IPC (2件):
C08L 51/06 LLE
, C08K 3/00 LLD
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