特許
J-GLOBAL ID:200903059518320297

車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 治幸 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-198325
公開番号(公開出願番号):特開平7-054992
出願日: 1993年08月10日
公開日(公表日): 1995年02月28日
要約:
【要約】【目的】 略一定の制御状態でスリップ制御を行う場合でも、オーバーラップタイプのリニアソレノイドバルブが作動不良を生じることなく、常に良好なスリップ制御が行われるようにする。【構成】 予め定められた標準スリップ回転数NslipT に対して変動幅NslipD,変動周期Tsで周期的に変化する目標スリップ回転数Nslip* (t)を求め、ロックアップクラッチの実際のスリップ回転数がその目標スリップ回転数Nslip* (t)となるように、ロックアップクラッチの係合力に関連する制御油圧を出力するリニアソレノイドバルブの励磁電流をデューティ制御し、リニアソレノイドバルブのスプール弁子を強制的に移動させて、狭い開口部に引っ掛かる異物を排除する。
請求項(抜粋):
所定の油圧が供給される入力ポート,制御油圧を出力する出力ポート,ドレーンポート,前記出力ポートを前記入力ポートおよびドレーンポートの双方に同時に連通させることなく該入力ポートおよびドレーンポートに対する連通状態を変化させるバランス弁子,前記制御油圧が導入されるフィードバック油室,および励磁電流に従って前記バランス弁子を付勢するソレノイドを備え、前記バランス弁子に作用する荷重が釣り合うように前記励磁電流に応じて前記制御油圧を調圧するリニアソレノイドバルブと、流体式伝動装置と並列に設けられて機関出力を伝達するとともに、前記制御油圧に関連して係合力が変化させられるロックアップクラッチと、該ロックアップクラッチが所定のスリップ状態で係合するように前記励磁電流を制御するスリップ制御手段とを備えた車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置において、前記スリップ制御手段による制御中に前記励磁電流を変化させて前記バランス弁子を移動させるスティック防止手段を設けたことを特徴とする車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置。

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