特許
J-GLOBAL ID:200903059555318340

レーダ信号処理器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-320488
公開番号(公開出願番号):特開2001-141821
出願日: 1999年11月11日
公開日(公表日): 2001年05月25日
要約:
【要約】【課題】 目標物の形状を画像化することができる逆合成開口レーダにおいて、従来のレーダ信号処理器では、目標の回転速度を検出できないため、目標物の回転運動が非常に遅い場合、目標物からの受信信号のドップラ周波数が非常に小さくなり、目標の形状が認識できるほどのクロスレンジ分解能が得られないという課題があった。【解決手段】 ドップラ追尾処理器13で検出された目標物のドップラヒストリからドップラ周波数の広がりを求めるために最大周波数算出器21を取り付け、そのドップラ周波数に基づき最適な合成開口時間を求めるために合成開口時間算出器22を取り付けたものである。
請求項(抜粋):
目標物の回転運動によって生じるドップラ周波数を利用して、その目標物の形状を画像化する逆合成開口レーダにおけるレーダ信号処理器において、送信機で周波数変調を施した送信信号を用いて、受信機から出力されるビデオ信号をパルス圧縮処理するレンジ圧縮器と、このレンジ圧縮後の信号をレンジ方向(目標物へ向かう距離方向)×クロスレンジ方向(レンジ方向に直交する方向、パルス方向)の二次元のデータとして格納するメモリと、このメモリから読み出した信号から目標物の反射電力の最大点の距離を算出する距離算出器と、この最大点の距離から目標物の速度データを推定する速度算出器と、この速度データからレンジマイグレーション補正量を算出し、上記メモリから目標運動に応じた時間分の信号を読み出し補正するレンジマイグレーション補正処理器と、このレンジマイグレーション補正処理後の信号から上記距離算出器で検出した反射電力の最大点を時間をずらしながらFFT(Fast Fourie Transform)する区分FFT算出器と、この区分FFT算出器から出力される周波数スペクトル信号から最大振幅値となる基準点を検出し、この基準点におけるドップラ周波数の時間変化の履歴(以下ドップラヒストリ)を算出するドップラヒストリ検出器と、このドップラヒストリから目標物の速度情報を推定する位相補償用速度算出器と、この位相補償用速度算出器から出力される速度データから位相補償量を算出し、上記レンジマイグレーション補正後の信号を補償する位相補償処理器と、この位相補償処理器から出力される信号をクロスレンジ方向にFFTすることにより目標物をクロスレンジ方向に圧縮するクロスレンジ圧縮器と、上記ドップラヒストリ検出器から出力されるドップラヒストリから時間軸に対するドップラ周波数の最小二乗直線を算出する最小二乗直線算出器と、このドップラ周波数の最小二乗直線から各々の時刻の上記ドップラヒストリとの差を検出する最大周波数検出器と、この最大周波数検出器で検出された差に基づいて合成開口時間を算出する合成開口時間算出器とを備えたレーダ信号処理器。
IPC (3件):
G01S 13/90 ,  G01S 13/28 ,  G01S 13/50
FI (3件):
G01S 13/28 A ,  G01S 13/50 Z ,  G01S 13/90
Fターム (10件):
5J070AB08 ,  5J070AC06 ,  5J070AD01 ,  5J070AF02 ,  5J070AH35 ,  5J070AH50 ,  5J070AK22 ,  5J070BA01 ,  5J070BE02 ,  5J070BG40

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