特許
J-GLOBAL ID:200903059571725967

液体試料の吸光度、成分濃度又は比重を測定する方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野口 繁雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-137277
公開番号(公開出願番号):特開平8-043301
出願日: 1995年05月10日
公開日(公表日): 1996年02月16日
要約:
【要約】【目的】 成分濃度と比重を高精度にかつ簡易に測定する。【構成】 液体試料を収容した三角セル2に測定光束を入射させ、その透過光をリニアセンサ3で受光して透過光強度と光束の位置をともに検出する。屈折率算出部30はリニアセンサ3での検出位置から屈折率を算出し、吸光度算出部31は透過光強度及び屈折率算出部30で算出された試料の屈折率を用いて三角セル2での透過率変化の影響を補正した成分濃度に依存する吸光度を算出する。成分濃度算出部32は吸光度算出部31で算出された複数測定波長での成分濃度に依存する吸光度をもとに多変量解析演算を行なって各成分濃度を算出し、比重算出部33は成分濃度算出部32で算出された各成分濃度から比重を算出する。尿比重算出部35は、尿の屈折率と比重との関係を示す既知のデータを用い、屈折率算出部30で求められた尿試料の屈折率をそのデータにあてはめてその尿試料の比重を求め、成分濃度算出部32で算出された成分濃度のうちのブドウ糖と蛋白の濃度に対応する尿比重上昇分を補正する。
請求項(抜粋):
測定光束の入射面に対し出射面が傾斜している三角セルに液体試料を収容し、測定光束を前記入射面に垂直な方向に入射させ、前記出射面から出射する測定光束を光の強度と位置をともに検出できるリニアセンサで受光し、測定光束の複数の測定波長の各波長ごとに透過光強度を検出するとともに、そのリニアセンサ上での測定光束位置から試料の屈折率を算出し、その算出された屈折率、既知の大気屈折率及び既知のセル屈折率を用いて三角セルでの透過率変化を介して透過光強度へ与える影響を補正することを特徴とする吸光度測定方法。
IPC (2件):
G01N 21/27 ,  G01N 21/41

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