特許
J-GLOBAL ID:200903059594083539

印字装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金倉 喬二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-312274
公開番号(公開出願番号):特開平6-155854
出願日: 1992年11月20日
公開日(公表日): 1994年06月03日
要約:
【要約】【目的】 媒体の抗力や印字ヘッドを上下動させるモータの回転力のばらつきに影響されずに紙厚検知点を求めて、最適なエアーギャップを設定可能とする。【構成】 印字ヘッド32がダウン方向に移動することで媒体プロテクタ35が微小変位し、圧力センサ41に加わる力が増加して、これが基準値を越えた時点を第1の紙厚検知点とし、アップ方向へ移動することで加わる力が減少して、基準値を下回った時点を第2の紙厚検知点とする。そして、第1および第2の紙厚検知点の平均をとって正規の紙厚検知点を求め、ここから印字ヘッド32を所定量移動させて最適なエアーギャップを形成する。
請求項(抜粋):
通帳等の冊子,伝票等の厚さの異なる媒体に対して、それぞれ印字ヘッドと媒体との間に適正なエアーギャップを形成して印字を行う印字装置において、印字ヘッドあるいはこの印字ヘッドと対向配置されたプラテンのうちどちらか一方を、媒体に対して接近,離間する方向に移動させる手段と、前記印字ヘッドに取り付けられ、該印字ヘッドと連動して媒体に対して接近,離間する方向に移動する媒体プロテクタと、媒体プロテクタが媒体に突き当たっている状態で、印字ヘッドあるいはプラテンを媒体に対して接近あるいは離間する方向に移動させることで、媒体の抗力により媒体プロテクタを印字ヘッドに対して微小変位させる手段と、加えられた圧力の強さに応じて増減する信号を出力する圧力センサと、前記圧力センサに前記媒体プロテクタの微小変位量に応じて増減する力を加える手段と、圧力センサから出力される信号とあらかじめ設定された基準値とを比較して、その大小を判定する比較器と、前記印字ヘッドあるいはプラテンの位置情報を管理して記憶するとともに、印字ヘッドあるいはプラテンを媒体に接近させる方向に移動させ、媒体プロテクタを媒体に突き当てて、該媒体の抗力により媒体プロテクタが印字ヘッドに対して微小変位することで圧力センサに加わる力が増加して、圧力センサの出力が基準値より大きくなったことを前記比較器の判定結果から検出すると、そのときの印字ヘッドあるいはプラテンの位置を紙厚検知点として記憶し、この紙厚検知点からあらかじめ設定された量印字ヘッドあるいはプラテンを媒体から離れる方向に移動させて媒体と印字ヘッドとの間にエアーギャップを形成させる制御手段とを備えたことを特徴とする印字装置。
IPC (2件):
B41J 25/308 ,  B41J 11/20

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