特許
J-GLOBAL ID:200903059597957467

能動騒音制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 守
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-015590
公開番号(公開出願番号):特開平6-230789
出願日: 1993年02月02日
公開日(公表日): 1994年08月19日
要約:
【要約】【目的】 能動騒音制御中に外乱が生じても、システムが異常になりにくく、またシステムに異常をきたしたときも、伝搬騒音以上の騒音になるのを防止できる能動騒音制御装置を得る。【構成】 伝搬通路1内にはセンサーマイクロフォンM1,M2が付加音源たるスピーカSを挟んで配設されている。ディジタルシグナルプロセッサ70は、センサーマイクロフォンM1とセンサーマイクロフォンM2の出力信号を比較し、センサーマイクロフォンM1の出力信号がセンサーマイクロフォンM2の出力信号より小さいことを判定したとき、スピーカSの出力を低下させる。
請求項(抜粋):
音波の伝搬通路内における騒音源からの伝搬音波に対して逆位相で且つ同一音圧の音波を発生させ、前記伝搬通路内の所定位置でその音波干渉により消音を行なう能動騒音制御装置であって、前記伝搬通路内の前記所定位置より騒音源側に配設され、該騒音源からの伝搬音波を検出し電気信号に変換する第1の機械電気変換器と、前記伝搬通路内における第1の機械電気変換器の配設位置と前記所定位置との間に設けられ騒音源からの伝搬音波を該所定位置において打ち消すための音波を放射する電気機械変換器と、前記伝搬通路内の前記所定位置に設けられ騒音源からの伝搬音波と前記電気機械変換器から放射される音波との干渉状態を検出する第2の機械電気変換器と、前記第1,第2の機械電気変換器からのアナログ信号をディジタル信号に変換すると共に、駆動信号作成器からのディジタル出力をアナログ信号に変換し前記電気機械変換器に出力する入出力インターフェースと、この入出力インターフェースを介して入力される第1の機械電気変換器の出力信号を受けて与えられた伝達関数に基づいて所定の振幅特性および位相特性を有する電気機械変換器の駆動信号を作成する駆動信号作成器と、前記第1,第2の機械電気変換器の出力信号を入出力インターフェースを介して取り込み、これらの出力信号に基づいてディジタル演算処理し、前記伝搬通路内の音波の伝達特性を示す伝達関数,および前記各電気音響変換器間における音圧-電圧変換特性若しくは電圧-音圧変換特性を示す伝達関数を求め、これらの伝達関数に基づいて前記第2の機械電気変換器の出力信号が小さくなるように前記駆動信号作成器に付与すべき伝達関数を決定し、該伝達関数を特定する為の制御パラメータを前記駆動信号作成器に設定すると共に、伝搬通路の伝達特性の変化および制御系の特性変化に応じて前記制御パラメータを修正する制御器とを有する能動騒音制御装置において、前記第1の機械電気変換器の出力信号と第2の機械電気変換器の出力信号を比較する信号レベル比較手段と、前記第1の機械電気変換器の出力信号が第2の機械電気変換器の出力信号より小さいことを判定する判定手段と、この判定結果が有意なとき当該能動騒音制御装置の動作を停止する停止手段を設けたことを特徴とする能動騒音制御装置。
IPC (5件):
G10K 11/16 ,  F01N 1/00 ,  H03H 17/02 ,  H03H 17/04 ,  H03H 21/00
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特公昭49-002552
  • 特開昭51-129904

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