特許
J-GLOBAL ID:200903059614950935

計算機システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井出 直孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-178497
公開番号(公開出願番号):特開平5-028072
出願日: 1991年07月18日
公開日(公表日): 1993年02月05日
要約:
【要約】【目的】 ネットワークでの再送タイムアウトの適切な初期値を設定し、無駄な再送や障害発見の遅延を削減する。【構成】 パケット送信部より送信したパケットに対するACKをパケット受信部で受け取り、RTT計測部で求めた値を再送タイムアウト登録部が送信相手ホストコンピュータ名と共に再送タイムアウトテーブルに登録する。パケット送信部は送信時に再送タイムアウト検索部の検索により送信相手ホストコンピュータ名が再送タイムアウトテーブルに登録されていることがわかれば、そのテーブルの値をどのコネクションであるかに関わらず再送タイムアウトとして再送タイマを設定する。【効果】 適切な再送タイムアウトが設定されるため、無駄な再送の削減によるネットワーク負荷の軽減と迅速なエラー発見を行うことができる。
請求項(抜粋):
ホストコンピュータを含む複数の計算機がネットワークを介して接続され、前記ホストコンピュータのそれぞれに、再送のための送信データを保持する再送バッファと、タイムアウト値を設定するタイマと、送信パケットを前記再送バッファに格納した後に送信するパケット送信部と、前記ネットワークを介してパケットの送受信を行う通信部と、相手ホストコンピュータから肯定応答(ACK)を受信するパケット受信部とを備えた計算機システムにおいて、相手ホストコンピュータ名、およびそのホストコンピュータとの再送タイムアウト値を記憶する再送タイムアウトテーブルを設け、パケット送信の際に再送タイムアウトのために前記タイマを起動する再送タイマ起動部と、送信したセグメントに対する肯定応答(ACK)からラウンド・トリップ時間(RTT)を計測するRTT計測部とラウンド・トリップ時間(RTT)の値、あるいは前記再送タイムアウトテーブルの値から再送タイマ値を設定する再送タイマ設定部と、現在の通信相手ホストコンピュータとの最高ラウンド・トリップ時間(RTT)値を再送タイムアウト値として前記再送タイムアウトテーブルへ登録する再送タイムアウト登録部と、通信相手ホストコンピュータ名をキーとして再送タイムアウト値を前記再送タイムアウトテーブルから検索する再送タイムアウト検索部とを備えたことを特徴とする計算機システム。

前のページに戻る