特許
J-GLOBAL ID:200903059628161275

筒状ワークの内面焼入用冷却ジャケット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大西 孝治 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-321466
公開番号(公開出願番号):特開2000-129344
出願日: 1998年10月26日
公開日(公表日): 2000年05月09日
要約:
【要約】【目的】 筒状ワーク内面の周方向複数位置に設けられた溝部の両壁面を移動焼入するときのサブジャケットに好適な冷却ジャケットを提供する。【構成】 複数枚の板材41,42,43を積層して構成された積層体40により冷却ジャケットを構成する。板材41の上面に設けた放射状の溝部41bにより、板材41,42間に第1流路を形成する。板材42の上面に設けた放射状の溝部42bにより、板材42,43間に第2流路を形成する。筒状ワーク内面の周方向複数位置に設けられた溝部の両壁面を加熱する加熱コイルの移動方向前方に積層体40を連結し、溝部の両壁面を加熱中は下段の第1流路に冷却液を供給し、その冷却液を溝部の底面に噴射することにより、底面の加熱を抑える。両壁面の加熱終了と同時に、上段の第2流路に冷却液を供給し、その冷却液を溝部の両壁面に噴射することにより、両壁面の最終加熱部を急冷し焼入する。積層体40の厚みが薄いために、両壁面は端部まで加熱され焼入される。
請求項(抜粋):
筒状ワークの内周面を焼入するために、加熱コイルと共に筒状ワーク内に挿入される冷却ジャケットであって、複数の板材を筒状ワークの軸心方向に積層して構成され、外周面が筒状ワークの内周面に対向する積層体からなり、積層体は当該積層体を構成する複数枚の板材の対向表面の少なくとも一方に、中心部から外側へ放射状に延び、各先端が積層体の外周面に達して開口する溝部を設けることにより積層体内の板材間に形成された放射状の流路を有し、積層体内の放射状の流路に供給される焼入液を積層体の外周面から筒状ワークの内周面に噴射することを特徴とする筒状ワークの内面焼入用冷却ジャケット。
IPC (3件):
C21D 1/34 ,  C21D 1/667 ,  C21D 9/40
FI (3件):
C21D 1/34 R ,  C21D 1/667 ,  C21D 9/40 B
Fターム (6件):
4K042AA25 ,  4K042BA01 ,  4K042DA01 ,  4K042DB01 ,  4K042DD04 ,  4K042EA01

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