特許
J-GLOBAL ID:200903059655435018

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-210859
公開番号(公開出願番号):特開平11-050820
出願日: 1997年08月05日
公開日(公表日): 1999年02月23日
要約:
【要約】【課題】ロック機構付きのベーン式可変バルブタイミング(VVT)機構の相対回転の切り換え時にロック機構が不用意に作動して回転不能となることを未然に防止可能な内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供する。【解決手段】VVT機構11は、カムシャフト12に接続された内部ロータ29と、エンジンの出力軸に接続されたハウジング28からなり、更に内部ロータ29とハウジング28との相対回転を制限するロック機構43,49が設けられている。電子制御装置(ECU)17はVVT機構11を駆動制御すると共に、ロック機構43,49が作動する特定の相対回転角において、相対回転方向の切り換えを行う場合、進角側及び遅角側油圧室に所定量の油を供給する保持制御を所定時間実行した後、進角制御に切り換える。切り換え中、常にロック機構を解除する為に必要な油圧が供給され続けることとなり、ロック機構の不用意な作動を防止することができる。
請求項(抜粋):
内燃機関の回転駆動力を受け取る第1の回転体と、前記第1の回転体の回転に連動して回転すると共に、前記第1の回転体に対して相対回転角度の変位可能な第2の回転体と、前記第1の回転体に対する前記第2の回転体の相対回転角度を油圧によって変更する相対回転角度変更手段と、前記第1の回転体に対する前記第2の回転体の特定の相対回転角度の状態にて前記第1の回転体と前記第2の回転体との間の相対回転を許容する許容状態と許容しない非許容状態とに油圧によって切換制御されるロック手段と、前記相対回転角度変更手段を作動する油圧及び前記ロック機構を作動する油圧を制御する油圧供給制御手段とを備え、吸気バルブ又は排気バルブを駆動するカムシャフトに前記内燃機関の回転駆動力を前記内燃機関の回転駆動力を前記第1の回転体及び第2の回転体を介して伝達する内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記第2の回転体の相対回転角度を遅らせる第1の油圧制御と、前記第2の回転体の相対回転角度を進める第2の油圧制御と、前記第2の相対回転角度を保持する第3の油圧制御とのいずれかを行って前記相対回転角度を制御し、少なくとも前記第3の油圧制御によって前記ロック機構を前記許容状態に規制し、前記第1の油圧制御、前記第2の油圧制御及び前記第3の油圧制御のいずれもしないときには前記ロック機構を非許容状態に規制するようにし、前記特定の相対回転角度の状態にあって前記第1の油圧制御又は前記第2の油圧制御を開始する際には、前記第3の油圧制御を先に行って前記ロック機構を許容状態にしてから前記第1の油圧制御又は前記第2の油圧制御を行うようにした内燃機関のバルブタイミング制御装置。
IPC (2件):
F01L 1/34 ,  F02D 13/02
FI (2件):
F01L 1/34 E ,  F02D 13/02 G

前のページに戻る