特許
J-GLOBAL ID:200903059673293123

真空ダイカスト装置におけるプランジャチップの周辺構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浜田 治雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-148451
公開番号(公開出願番号):特開2002-346717
出願日: 2001年05月17日
公開日(公表日): 2002年12月04日
要約:
【要約】【課題】 真空ダイカスト装置において、射出スリーブ開口部を介し投入された溶湯近傍の空気をキャビティ側から吸引・排出している状態で前記開口部から射出スリーブ内への空気の流入を阻止するためのプランジャチップ周辺の構造を提供する。【解決手段】 真空ダイカスト装置において、プランジャチップとプランジャロッドを繋ぐ継手を設け同継手は中央部分の径太部とその両側の径細部を有し、その各段部に環状溝を形成し、前記径太部に貫通孔を設ける。また、プランジャチップの端部近傍外周に背圧調整室を形成し、この室と前記一方の環状溝との間を連通する管路をプランジャチップ内に設け、他方の環状溝とプランジャロッドの開口接続部とを連通する管路をプランジャロッド内に設け前記開口接続部を真空源と連通させて射出スリーブ内への空気流入を阻止する。
請求項(抜粋):
射出スリーブの開口を介して同射出スリーブ内に供給された溶湯近傍に存する金型キャビティ及び射出スリーブ内の空気を吸引して成形されたダイカスト製品中に残存する空気を少なくする真空ダイカスト装置において、前記射出スリーブ内に摺動可能に嵌装され前記スリーブ内溶湯と接する端面側に近い外周部に背圧調整室を形成すると共に前記端面とは反対側の端面より所定深さの穴部を有しその穴部内周面にメネジ部を形成してなるプランジャチップと、射出シリンダのピストンロッドと連結され、その先端部が前記射出スリーブに摺動可能に嵌装されると共にその端面より所定深さの穴部を有しその内周面にメネジ部を形成してなるプランジャロッドと、中央部分が径太部に形成され前記径太部に続いてそれぞれ段部を介して各端面まで径細部に形成されその各径細部外周にオネジ部が形成され、前記各ネジ部を互いに螺着することにより前記プランジャロッドとプランジャチップとを一体的に連結する段付形の継手とを有すると共に、前記継手には前記径太部の両端面を貫通する小孔を1乃至複数個形成すると共にその両段部において前記小孔と連通する環状溝を形成してなり、さらに前記プランジャチップには前記背圧調整室に一端が開口し、他端を前記環状溝に開口する第1の連通路が形成されており、前記プランジャロッドには一端部がプランジャロッド外周面に開口し他端部が前記継手の他方側に形成された環状溝に開口する第2の連通路が設けられており、さらに前記プランジャロッド外周の開口部と連通して真空源に接続される第3の連通路とを備え、前記溶湯近傍の金型キャビティ及び射出スリーブ内を真空引きしているとき前記射出スリーブ開口からの射出スリーブ内への空気の流入を前記第1、第2及び第3の連通路を介して前記真空源により吸引して阻止することを特徴とする真空ダイカスト装置におけるプランジャチップの周辺構造。
IPC (2件):
B22D 17/14 ,  B22D 17/20
FI (2件):
B22D 17/14 ,  B22D 17/20 G
引用特許:
審査官引用 (7件)
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