特許
J-GLOBAL ID:200903059682540737
液体ディスペンサー
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
鈴木 弘男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-255230
公開番号(公開出願番号):特開平9-173932
出願日: 1996年09月27日
公開日(公表日): 1997年07月08日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 ディスペンサーの圧力調節弁から離れたところでポンプ室の空気を抜き、粘性流体が噴霧でき、且つ比較的簡易な構造の液体ディスペンサーを提供する。【解決手段】 液体ディスペンサーはディスペンサー本体、逆止弁、圧力調節弁及びポンプピストンで構成され、空気が液体受流空胴内にある場合の第一ポジションから第二ポジションに向かうポンプピストンの運動は空気を排通路に追い出すため液体受流空胴内の圧力を高め、その結果ポンプに呼び水が差される。空気が追い出されたあとの第二ポジションから第一ポジションに戻るポンプピストンの運動により液体受流空胴内に真空圧が発生し液体は補給源から逆止弁を通過して液体受流空胴へと流れ込む。液体受流空胴が液体で満たされている場合の第一ポジションから第二ポジショに向かうポンプピストンの運動で液体を圧力調節弁から吐出口へ押し出す。
請求項(抜粋):
概して円筒形の内面、該円筒形の内面により少なくともその一部を形成されるポンプ室、液体補給源との液体流動のために設けられた吸込口、吸込口とポンプ室間に液体流動を行なう吸込流路、吐出口、ポンプ室と吐出口間に液体流動を行なう吐出流路を備えるディスペンサー本体と、吸込口からポンプ室への液体の流動を促し、ポンプ室から吸込口への液体の逆流を防ぐように構成された吐出流路内の最初の逆止弁と、ポンプ室と吐出口間の液体の流れを塞ぐための閉じたポジションと、液体がポンプ室から吐出流路を通って吐出口へと流れるように促すための開いたポジション間を動くことができる吐出流路内の第二逆止弁と、ディスペンサー本体の円筒形の内面とピストンのヘッド間の液体の漏れを密閉するために、ディスペンサー本体の円筒形の内面と係合してピストンのヘッドの全周を密閉するように構成される、ポンプ室内で滑動できるヘッドをその内側突端にもったポンプピストンであって、前記ピストンヘッドとポンプ室が可変的容量の液体受流空胴を形成し、液体受流空胴が第一容量V1であるところの第一ポジションと液体受流空胴が第一容量V1より小さい第二容量V2であるところの第二ポジション間をポンプ室内で交互に滑動することができるポンプピストンと、液体受流空胴から空気を排出するためにディスペンサー本体とポンプピストンの両者によって少なくとも一部を形成された排気流路であってポンプピストンが第二ポジションにある場合に排気通路を開き、第一ポジションにある場合に排気通路を塞ぐようにディスペンサー本体とポンプピストンが構成されている排気流路とを包含し、さらに前記ディスペンサー本体がポンプピストンが第二ポジションにある場合にポンプピストンのヘッドと係合する部分を有し、ポンプピストンのヘッドがディスペンサー本体の前述の部分と係合することにより、液体受流空胴から空気を排出するため吐出流路を開くようにポンプピストンのヘッドの一つとディスペンサー本体に変形を生じさせるよう構成され、かくして、液体受流空胴内に空気がある場合に、空気が吐出流路を通りその結果としてポンプに呼び水作用を起こさせるために液体受流空胴内の空気の圧力を高める第一ポジションから第二ポジションへポンプピストンを運動させ、空気が液体受流空胴内から排出されたあと、液体が前述の液体補給源から最初の逆止弁を通って液体受流空胴内に流れ込むように液体受流空胴内に真空圧を発生させる第二ポジションから第一ポジションへポンプピストンを運動させ、また、液体受流空胴が液体補給源で満たされいる場合に、液体を第二逆止弁から吐出口へ導くためポンプピストンを第一ポジションから第二ポジションへ運動させることを特徴とする液体ディスペンサー。
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