特許
J-GLOBAL ID:200903059760163864

キャリア搭載部品モールド方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳田 征史 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-522046
公開番号(公開出願番号):特表平9-509111
出願日: 1995年02月28日
公開日(公表日): 1997年09月16日
要約:
【要約】テープキャリア内の開口部に配置されるICチップや他の部品を封入するため、上部および下部モールド片側部材が閉じられて各チップの周辺に空洞部を形成している。下部モールド片側部材(36)は下部空洞部片側部材を含む下部モールド部品、ランナー溝(92)へと下降して拡かる前壁(88)を有している。スライド(38)がランナー溝を覆い、各空洞部内の小さなサイドゲートに導かれるランナーチャネル(104)を含み、テープにプラスチックが接触しない。モールド後、上部モールド片側部材が上昇し、排出ピンがモールドされた部品を下部モールド片側部材から共に押し離し、自動離脱機構をなす。モールドされた部品はその後、上部モールド片側部材から排出され、スライドが引っ込み、供給経路システム内のプラスチックが排出される。これにより、テープ上のチップや他の部品のリール間封入が可能になる。
請求項(抜粋):
(1) キャリアに搭載する部品を封入し、該キャリアが複数の開口部を有し、該開口部の各々が周縁を有し、該部品が該開口部の各々に配置され、該周縁に接触せず、該開口部内に該部品を保持し配置する、該各開口部の該周縁と開口部内の部品との間に支持手段が延在する封入方法であって、該方法が、 (a) 該部品の周辺に第1および第2のモールド部分を閉じて該部品周辺に空洞部を形成する工程と、ここで、前記キャリアのどの部分も該空洞部内に含まれておらず、 (b) ランナー手段を通じて該空洞部へ流体プラスチックを流入して該部品周辺の該空洞部を満たす工程と、ここで、該ランナー手段が該第1のモールド部分を通じるが該第2のモールド部分は通じずに該空洞部に延在し、前記キャリアとは接触せず、 (c) 該空洞部およびランナー手段内のプラスチックを硬化する工程と、 (d) 該第1および第2のモールド部分を分離する工程と、 (e) 該第1および第2のモールド部分を分離する間に、該第1のモールド部分から該部品を排出するが該第2のモールド部分内に該部品を保持した状態で、該部品を封入した後、該ランナー手段内の該硬化したプラスチックから該部品を分離する工程と、 (f) 該第2のモールド部分から該部品を排出し、 (g) 該ランナー手段内の該硬化したプラスチックを排出する工程からなることを特徴とするキャリア搭載部品封入方法。(2) 前記部品が電気部品であることを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。(3) 前記電気部品が集積回路チップであることを特徴とする請求の範囲第2項記載の方法。(4) 前記電気部品がコンデンサであることを特徴とする請求の範囲第2項記載の方法。(5) 前記電気部品がダイオードであることを特徴とする請求の範囲第2項記載の方法。(6) 前記電気部品が抵抗であることを特徴とする請求の範囲第2項記載の方法。(7) 前記空洞部が頂面および底面および側部を有し、前記チップが該空洞部の該頂面および底面に平行な頂面および底面を有する略平面形状であり、前記プラスチックが該空洞部の該側部に流入して前記部品の該頂面および底面にわたりプラスチックの流れを形成することを特徴とする請求の範囲第1項または第2項記載の方法。(8) 前記キャリアがフレキシブルテープであり、前記方法が、供給リールにより部品をテープに供給し、封入された部品を有する該テープを巻取りリールにより巻き取り、前記(a)〜(g)の工程全てを行なう周期の各々がモールドサイクルであり、各モールドサイクルの後に該テープの一部を該供給リールから該巻き取りリールへと動かす各工程を含むことを特徴とする請求の範囲第1項または第2項記載の方法。(9) 前記第1のモールド部分が第1および第2のモールド部品からなり、該第1のモールド部品が前記ランナー手段内のプラスチックを交互に露出したり覆ったりするために該第2のモールド部品に対し相対的に可動であり、前記工程(g)において、該第1のモールド部品が該ランナー手段内の前記硬化したプラスチックを露出するため動くことを特徴とする請求の範囲第1項または第2項記載の方法。(10)前記支持手段が、前記部品に接続されるリード線からなり、前記第1および第2のモールド部分が閉じたときに、プラスチックの鋳ばりが該リード線の周辺に形成されないように該モールド部分が該リード線の周辺を堅固に密閉することを特徴とする請求の範囲第1項または第2項記載の方法。(11)キャリアに搭載する部品を封入し、該キャリアが複数の開口部を有し、該開口部の各々が周縁を有し、該部品が該開口部の各々に配置され、該周縁に接触せず、該開口部内に該部品を保持し配置する、該各開口部の該周縁と開口部内の部品との間に支持手段が延在する封入装置であって、該装置が、 (a) 該部品の一つを収容する空洞部を規定する第1および第2のモールド部分を有し、該空洞部内に該キャリアが一部も含まれず、 (b) 該モールド部分の開閉手段を有し、 (c) 該空洞部内に該部品を配置するため、該モールド部分が閉じたときに該モールド部分の間の規定された位置で該キャリアを保持するため該モールド部分が位置決め手段を有し、 (d) 該第1のモールド部分が流体プラスチックを該空洞部へと流入させるためのランナー通路手段を有し、該ランナー通路手段が該第2のモールド部分は通じず該第1のモールド部分のみを通じて延在し、 (e) 該ランナー通路手段が該キャリアに接触せず、 (f) 該モールド部分が封入後開かれたときに、封入された部品を該第1のモールド部分から排出し、同時に該第2のモールド部分に該封入された部品を保持し、それによって該ランナー通路手段内の硬化したプラスチックから該封入された部品を分離する第1の排出手段を有し、 (g) 該封入された部品を該第2のモールド部分から排出する、該モールド部分が開かれ該封入された部品が該第1のモールド部分から排出された後に操作可能な第2の排出手段を有し、 (h) 該部品が該第1のモールド部分から排出された後に硬化したプラスチックを該ランナー通路手段から排出する第3の排出手段を有することを特徴とするキャリア搭載部品封入装置。(12)前記空洞部が頂面および底面および側部を有し、該側部が前記ランナー手段に通ずる開口部を有することを特徴とする請求の範囲第11項記載の装置。(13)前記第1のモールド部分が第1および第2のモールド部品を有し、該第1のモールド部品が該ランナー手段内の硬化したプラスチックを交互に覆ったり露出したりするため該第2のモールド部品に対し相対的に可動であることを特徴とする請求の範囲第11項記載の装置。(14)前記第1のモールド部分の前記第1のモールド部品がスライド部材であることを特徴とする請求の範囲第13項記載の装置。(15)前記第1のモールド部品が溝を含む第1の平坦面を有し、該溝が前記ランナー手段を規定し、該第1のモールド部品が該第1の平坦面と交差する傾斜面をさらに有し、該傾斜面が平坦でかつ滑らかであり、前記第1のモールド部分が該第1の面と平行であり該傾斜面と交わる第3の面をさらに有し、該第3の面が前記モールド空洞部部分の一部を規定する壁手段を含み、該壁手段が該傾斜面に向かって拡がりプラスチックを該モールド空洞部へと流入させる該傾斜面内の入口開口部を有し、前記スライド部材が該第1の面上をスライド可能で該溝を覆うように適応された第4の平坦面、および、該第2の面に対し堅固に密閉するよう適応された傾斜した第5の面を有し、該第5の面が該溝から該入口開口部までプラスチックを運ぶためのチャネルを有することを特徴とする請求の範囲第14項記載の装置。(16)前記キャリアがフレキシブルテープであることを特徴とする請求の範囲第11項記載の装置。(17)供給リールおよび巻取りリールをさらに含み、前記テープが、前記モールド部分間の該供給リールから該巻取りリールまで延在することを特徴とする請求の範囲第16項記載の装置。
IPC (5件):
B29C 45/02 ,  B29C 45/14 ,  B29C 45/26 ,  H01L 21/56 ,  B29L 31:34
FI (5件):
B29C 45/02 ,  B29C 45/14 ,  B29C 45/26 ,  H01L 21/56 T ,  H01L 21/56 B

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