特許
J-GLOBAL ID:200903059819232571

解析方法および解析装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-140135
公開番号(公開出願番号):特開平11-326208
出願日: 1998年05月21日
公開日(公表日): 1999年11月26日
要約:
【要約】【課題】 FCS法を用いて容易に2成分系の蛍光物質の並進拡散運動を解析することができる解析方法および解析装置を提供する。【解決手段】 同一の光学系を用いて、第1の物質からの蛍光の自己相関を基準波形として取得し(S1)、第1および第2の物質が混合された被測定試料からの蛍光の自己相関を観測波形として取得する(S2)。基準波形を時間軸方向に所定の倍率だけ拡大または縮小して相似波形を作成する(S3)。基準波形および相似波形それぞれの振幅およびオフセットならびに第1および第2の物質の成分比率を仮定し、基準波形と相似波形とを加重平均して平均波形を作成し、観測波形と平均波形との間の残差二乗和が最小値となるような基準波形および相似波形それぞれの振幅およびオフセットならびに成分比率を探索する(S4)。倍率の各値それぞれについて残差二乗和の最小値を求め、残差二乗和の最小値が最小になる条件に基づいて被測定試料を解析する。
請求項(抜粋):
蛍光性の第1の物質と第2の物質とが混合された被測定試料を自己相関蛍光分光法を用いて解析する解析方法であって、前記第1の物質に励起光を照射して発生した蛍光の強度の経時変化の自己相関を基準波形として取得する基準波形取得ステップと、前記基準波形取得ステップにおける光学系と同一の光学系を用い、前記被測定試料に励起光を照射して発生した蛍光の強度の経時変化の自己相関を観測波形として取得する観測波形取得ステップと、前記基準波形を時間軸方向に所定の倍率だけ拡大または縮小して相似波形を作成する相似波形作成ステップと、前記基準波形および前記相似波形それぞれの振幅およびオフセットならびに前記第1の物質と前記第2の物質との成分比率を仮定し、この仮定の下で前記基準波形と前記相似波形とを加重平均して平均波形を作成し、前記観測波形と前記平均波形との間の残差二乗和を求め、この残差二乗和が最小値となるような前記基準波形および前記相似波形それぞれの振幅およびオフセットならびに成分比率を探索する探索ステップと、を備え、前記相似波形作成ステップにおける倍率の各値それぞれについて前記相似波形作成ステップおよび前記探索ステップを行って前記残差二乗和の最小値を求め、倍率の各値に対して前記残差二乗和の最小値が最小になる条件を求め、この条件に基づいて前記被測定試料を解析することを特徴とする解析方法。
FI (2件):
G01N 21/64 B ,  G01N 21/64 E

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