特許
J-GLOBAL ID:200903059833356410

インク供給装置および記録装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石井 康夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-032706
公開番号(公開出願番号):特開平8-224884
出願日: 1995年02月21日
公開日(公表日): 1996年09月03日
要約:
【要約】【目的】 インク供給装置が取り外され、どのような姿勢で放置された場合であっても、インク供給装置内部への空気の侵入およびインクの漏れを防止したインク供給装置およびそのインク供給装置を用いる記録装置を提供する。【構成】 メニスカス形成部材6の両面にかかる圧力の差圧△Pを考えたとき、差圧△Pが最大となるのはメニスカス形成部材6が上になるように放置された場合である。このとき、メニスカス形成部材6の内側の面にはインクが重力によって下降しようとするインクの水頭圧力PHが、毛細管部材3の負圧PRと同じ方向に力が加わる。そのため、差圧△Pは、△P=PR+PHとなる。メニスカス形成部材6のバブルポイント圧力PBを、差圧△Pの最大値PR+PHよりも大きく設定することにより、メニスカス形成部材6を通して空気がインクタンク1内に侵入することはない。
請求項(抜粋):
インクを負圧状態で貯蔵する貯蔵手段と、該貯蔵手段に連通し外部にインクを供給する出口と、該出口に設けられたメニスカス形成部材を有し、前記貯蔵手段の発生している負圧をPR、前記メニスカス形成部材のバブルポイント圧力をPB、前記メニスカス形成部材の前記貯蔵手段側の面に作用するインクの水頭圧力をPH、前記メニスカス形成部材の両面に作用する内向きの差圧をΔPとするとき、△P=PR+PHであり、かつ、PB>ΔPの関係を満足するように前記メニスカス形成部材のバブルポイント圧力PBが設定されていることを特徴とするインク供給装置。

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