特許
J-GLOBAL ID:200903059885748988

制動力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-330660
公開番号(公開出願番号):特開平5-162629
出願日: 1991年12月13日
公開日(公表日): 1993年06月29日
要約:
【要約】【目的】 左右制動力差生成による制動力制御システムで、極力減速度の減少を防ぎ、制御性をよくする。【構成】 コントローラはヨ-レイトF/B 方式の場合なら、ヨ-レイト差分値Δ(d/dt)φに応じ左右輪に発生させる目標差圧ΔP(S)を決定し、一方増圧、他方減圧で該差が得られるよう左右輪の目標ホイールシリンダ(W/C) 圧を求める(S112〜115)。目標W/C 圧値はヨ-レイト差分値の大きさに応じて補正し(S116)、補正後の値でブレ- キ液圧の制御をする(S120)。補正はヨ-レイト差分値が大きいときは減圧側を大きくしてΔP(S)を発生させることで実行できる。制動旋回時 、減速度減少防止に有利な増減圧制御でも、例えば旋回内輪1/2 ΔP(S)増圧、旋回外輪1/2 ΔP(S)減圧の同量づつよものより、多少減圧側を大きくした方がヨ-レイト制御性がよい。
請求項(抜粋):
車両の走行状態を検出する手段と、ヨ-運動を少なくとも含む車両平面運動に関連する運動状態量を検出または推定する手段と、これら手段からの出力を用いて制御対象車輪の左右の制動力に差を生じさせ、車両挙動を目標の特性になるよう制動力を制御する手段にして、左右制動力についての目標左右差値を算出し左右の車輪制動液圧の一方を増圧対象、他方を減圧対象として差をつけるようになすと共に、その増圧減圧に関し減圧対象側の減圧を大きくする方向で増減圧の液圧を偏奇させるよう調整する補正を、目標左右差またはこれを表す制御量に応じて行う機能を有して車輪制動液圧の設定をなす、制動液圧設定手段を含む制動力制御手段とを具備してなることを特徴とする制動力制御装置。

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