特許
J-GLOBAL ID:200903059890558330

X線CT装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉谷 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-169760
公開番号(公開出願番号):特開平11-009588
出願日: 1997年06月26日
公開日(公表日): 1999年01月19日
要約:
【要約】【課題】 撮影時の被検体の拘束時間を減らす。【解決手段】 この発明のX線CT装置では、コンピュータ6による画像再構成用の演算処理においては、例えば4個おきに選び出された選出投影データに基づき間引き処理による再構成を行うことにより粗い断層像を得た段階で再構成処理を次々中断し、粗い断層像をモニタ14の画面に逐一表示して所望部位が撮像されたことの確認を再構成処理が完全に終わる前に全て先に済ませるとともに、最後の粗い像が表示された後、それまでに中断した再構成処理を再開し粗い断層像に対する補充を実行して緻密な断層像を得る構成となっているので、患者を天板から降ろすタイミングが従来よりずっと早まり、撮影時の被検体の拘束時間が減る。
請求項(抜粋):
X線発生手段とX線検出手段とが被検体を挟んで対向するかたちで配置されている撮像手段と、この撮像手段をX線発生手段およびX線検出手段の対向配置状態を維持したままで被検体の体軸まわりを回転させる撮像系回転手段と、X線発生手段にX線ビーム曝射をおこなわせるX線曝射制御手段と、X線ビームの曝射に伴ってX線検出手段から出力される透過X線検出信号をX線投影データとして収集記憶するデータ収集手段と、X線断層像1枚分のデータ収集を始める撮影開始タイミングを与える収集開始信号を出力する開始信号発生手段と、データ収集手段により収集記憶されたX線投影データに対するコンピュータ演算処理によりX線断層像を再構成する画像再構成手段と、再構成されたX線断層像を表示する画像出力手段とを備え、開始信号発生手段からの収集開始信号に基づきデータ収集記憶手段によるデータ収集および画像再構成手段によるX線断層像の再構成の進行がコントールされるよう構成されたX線CT装置において、画像再構成手段は、前記データ収集手段に記憶されたX線投影データの中から、飛び飛びに選び出された選出データに基づく間引き処理による再構成処理を先ず実行して粗いX線断層像を再構成し、次の収集開始信号に基づき前記実行中の再構成処理を中断し作成途中のX線断層像は保持したままで次のX線断層像のための間引き処理による再構成処理を実行し、全てのX線断層像について間引き処理による再構成処理を実行した後、それまでに中断した再構成処理を再開して緻密なX線断層像を順に完成させるよう構成されており、かつ、画像出力手段は、作成途中で保持される粗いX線断層像を直ちに表示するよう構成されていることを特徴とするX線CT装置。
IPC (2件):
A61B 6/03 350 ,  A61B 6/03 340
FI (2件):
A61B 6/03 350 S ,  A61B 6/03 340 A

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