特許
J-GLOBAL ID:200903059969380773

安定化機能付き調節計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 篠部 正治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-221686
公開番号(公開出願番号):特開平11-065607
出願日: 1997年08月18日
公開日(公表日): 1999年03月09日
要約:
【要約】【課題】プロセスをPI(又はPID)制御する調節計に、プロセス変数及び操作変数の振動波形から得られる図形情報を用いて制御動作が不安定状態となったことを判別し、比例ゲイン,積分時定数(又はさらに微分時定数)の各制御パラメータを最適値に調整する機能を組込む。【解決手段】プロセス変数及び操作変数の振動波形上の極点を順次検出し、時系列に並ぶ3つずつの極点で形成される各三角形の面積,底辺長,高さを順番に求める。図は操作変数MVの波形上の極点MV〔1〕,MV〔2〕,MV〔3〕で形成される1番目の三角形の面積A,底辺長L,高さHの例である。そして、少なくとも面積Aが所定値以上であることを不安定状態の条件とし、振動波形の振幅に対応する高さHが時間と共に漸増しつつあれば比例ゲインを減少させ、振動波形の周期に対応する底辺長Lが時間と共に漸増しつつあれば積分時定数を減少させ、微分時定数を増加させる。
請求項(抜粋):
比例ゲイン、積分時定数、更に必要に応じて微分時定数の各制御パラメータを設定され、同じく設定された目標値と、フイードバック制御系の制御対象からの検出値としての被制御量との偏差を少なくするように、この偏差に前記制御パラメータで定まる所定の演算処理を施してなる操作量を制御対象に与えるデジタル型の調節計であって、被制御量の振動波形上に時系列で現れる複数の極点のうちの、時系列に並ぶ3つずつの極点で形成される所定の複数の三角形についての図形情報と、操作量の振動波形上に時系列で現れる複数の極点のうちの、時系列に並ぶ3つずつの極点で形成される所定の複数の三角形についての図形情報とから制御動作の不安定状態を判別すると共に、前記の各制御パラメータを夫々最適値に調整する手段を備えたことを特徴とする安定化機能付き調節計。
IPC (4件):
G05B 13/02 ,  G05B 9/02 ,  G05B 11/36 501 ,  G05B 11/36 503
FI (4件):
G05B 13/02 B ,  G05B 9/02 F ,  G05B 11/36 501 C ,  G05B 11/36 503 C

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