特許
J-GLOBAL ID:200903059995244217

燃料噴射弁の駆動回路

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-162948
公開番号(公開出願番号):特開平10-009027
出願日: 1996年06月24日
公開日(公表日): 1998年01月13日
要約:
【要約】【課題】 駆動回路とインジェクタ間の導線が断線したり、両者を接続するコネクタが外れた場合に素子の損傷等を防ぐと同時に瞬断時には燃料噴射を行うこと。【解決手段】 インジェクタ非駆動時においてソレノイド3が作動しないような微少電流を流すような回路を設け、その回路のソレノイド下流一点の電流を基準となる電流を比較し、コネクタ外れ等の断線を検知するとともに、その断線がある一定時間以上継続した場合のみフリップフロップ、ワンショットマルチバイブレータ等からなるゲート部9の作用により、入力である噴射信号を断線検知時には後段へ伝達しない方式とすることにより、駆動回路とインジェクタ間の導線が断線したり、両者を接続するコネクタが外れた場合に素子の損傷等を防ぐと同時に瞬断時に燃料噴射を行う。
請求項(抜粋):
定電圧電源、高電圧電源、抵抗、ダイオード、およびスイッチング素子等によって構成され、外部から入力される噴射パルス信号に従いインジェクタの電磁ソレノイドを駆動する駆動回路であって、複数のスイッチング素子のスイッチング作用によって電磁ソレノイドの立ち上がり動作時、即ちインジェクタの開弁動作時には開弁に必要な電圧よりも充分に高い電圧にて電磁ソレノイドを駆動しその応答性を高め、その後ソレノイドの保持、即ちインジェクタを開弁状態にて保持するときにはそれに充分な電流を得られるだけの保持電圧にてソレノイドを動作状態に保持し、さらに電磁ソレノイドの立ち下がり動作時、即ちインジェクタの閉弁動作時にはそれまでの励磁方向とは逆の方向に充分に高い電圧を印加して電磁ソレノイドの立ち下がり動作の応答性を高める機能を有する順方向高電圧、順方向定電圧、逆方向高電圧の3モードにて電磁ソレノイドの駆動を行う公知の「Hブリッジ」接続の電磁インジェクタの駆動回路において、前記スイッチング素子が全てoffの状態、即ちインジェクタ非駆動時に電源からインジェクタと複数の抵抗を通るような電気回路を構成し、該回路のインジェクタ下流の一点の電圧を検出し、該電圧を基準となる電圧と比較し、インジェクタが断線状態にあるか否かを検出する機構と、該断線状態の検出機構からの信号を受け、その信号が断線を示した場合でもそれがある一定の時間以上とならない場合には断線していない状態の信号を出力する瞬断判定用フィルタ部と、該瞬断判定用フィルタ部からの信号がインジェクタの断線を示しているときには、前記インジェクタ駆動信号入力時に該信号を無効とし、後段の回路に入力信号を伝えないゲート機構と、を有することを特徴とする燃料噴射弁の駆動回路。
IPC (3件):
F02D 41/20 330 ,  F02M 51/06 ,  F02M 69/46
FI (3件):
F02D 41/20 330 ,  F02M 51/06 M ,  F02M 69/00 380 F

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