特許
J-GLOBAL ID:200903059996287521

3レベル3相インバータ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 守
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-092636
公開番号(公開出願番号):特開平5-292754
出願日: 1992年04月13日
公開日(公表日): 1993年11月05日
要約:
【要約】【目的】 3相3レベルインバータにおいて、素子の最小パルス巾制限の影響を受けず、優れた出力電圧を得るパルス巾変調法を提案し、中性点電圧を制御する手段を併せ提供する。【構成】 変調回路をマイクロプロセッサ1で構成し、1周期を60度ごとに6つの区間に分け、各区間を電圧ベクトルの頂点で決まる4つの三角形の領域に分け、出力電圧指令をベクトルとして与え、このベクトルが属する区間と領域を判定する手段を有し、この領域に応じてインバータの電圧ベクトルとその出力順序をあらかじめ決めて記憶する電圧ベクトル選択回路8を有し、上記順序はどれかの1相を1回スィッチングすることにより移行できる電圧ベクトルを順次出力するように決められており、この順次出力する電圧ベクトルのそのキャリア周期での時間平均が上記指令ベクトルに一致するように変調する。【効果】 優れた出力電圧波形を得ると共に中性点電圧が制御できる。
請求項(抜粋):
中性点出力端子を有する直流電源の正極と負極との間に、順次、第1、第2、第3および第4のスィッチング素子を直列接続するとともに、上記第1と第2のスィッチング素子の接続点および第3と第4のスィッチング素子の接続点をそれぞれダイオードなどのクランプ素子を介して上記中性点出力端子に接続してなり、上記第2と第3のスィッチング素子の接続点をインバータの出力端子とする3レベルインバータをU、V、W3相分設けた3レベル3相インバータ装置において、上記第1と第2のスィッチング素子をオンとする状態をP、上記第2と第3のスィッチング素子をオンとする状態を0、上記第3と第4のスィッチング素子をオンとする状態をNとして各相のスィッチング状態に対応して定まる電圧ベクトルの互いに隣接する3つの頂点を結んで形成される領域毎に、当該領域の各頂点を形成する少なくとも3つの電圧ベクトルを予め選択するとともにこれら電圧ベクトルをキャリア周期内で出力する順序を予め決定し、これら電圧ベクトルおよびその出力順序を記憶する電圧ベクトル選択手段、電圧指令をベクトルの形態で出力する電圧指令発生手段、上記電圧指令を入力し上記キャリア周期毎に当該電圧指令が位置する領域を判定する領域判定手段、上記インバータの出力電圧が電圧指令に一致するよう上記領域判定手段で判定された領域で選択された各電圧ベクトルのキャリア周期内での動作時間配分を決定する動作時間決定手段、および各電圧ベクトル毎の動作時間から各相スィッチング素子を駆動する信号を送出するスィッチング信号発生手段を備えたことを特徴とする3レベル3相インバータ装置。
引用特許:
審査官引用 (10件)
  • 特開平2-101969
  • 特開昭58-008518
  • 特開平3-159570
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