特許
J-GLOBAL ID:200903060024903719

縮合複素環誘導体およびそれの使用方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 川口 義雄 ,  小野 誠 ,  渡邉 千尋 ,  金山 賢教 ,  大崎 勝真 ,  坪倉 道明
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-519563
公開番号(公開出願番号):特表2009-543789
出願日: 2007年07月13日
公開日(公表日): 2009年12月10日
要約:
下記式I、II、III、IV、V、VIもしくはVIIの化合物、該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマー、塩および溶媒和物。 [式中、 Jは、NまたはCR3であり; Wは、NまたはCR2bであり; W*は、NまたはCR2bであり; Xは、OまたはSであり; ZおよびZ*は独立に、-O-、-S(O)v-または-NR5-であり; Ra、Rb、RcおよびRdはそれぞれ独立に、H、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、-NO2、-CN、-NR5R5a、-OR4、-C(=O)R4、-C(=O)OR4;-C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=O)NR5R5a、-OC(=O)NR5R5a、-S(O)vR4、-S(O)2NR5R5a、-N(R5)SO2R4であり、それらはいずれも独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; またはRaおよびRbは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3から10員のシクロアルキル、3から10員のシクロアルケニル環または複素環を形成していても良く、それらはいずれも価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; またはRcおよびRdは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3から10員のシクロアルキル、3から10員のシクロアルケニル環または複素環を形成していても良く、それらはいずれも価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; またはRaおよび/またはRbがいずれかのRcまたはRdと一体となって、部分もしくは完全飽和の3から8員のシクロアルキル環または複素環を形成していても良く、それらのいずれかが価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; またはRaおよびRbが一体となってカルボニル基を形成していても良く; または同一の炭素に結合しているRcおよびRdが一体となってカルボニル基を形成していても良く; R1は、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、それらのいずれも独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; R2は、 (i)H、ハロ、シアノ、ニトロ、または (ii)アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、-OR4、-S(O)vR4、-NR5R5a、-C(=O)R4、-C(=S)R4、-C(=O)OR4、-C(=S)OR4、-C(=O)NR5R5a、-C(=S)NR5R5a、-N(R5)C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=S)NR5R5a、-N(R5)C(=O)R4、-N(R5)C(=S)R4、-OC(=O)NR5R5a、-OC(=S)NR5R5a、-SO2NR5R5a、-N(R5)SO2R4、-N(R5)SO2NR5R5a、-N(R5)C(=O)OR4、-N(R5)C(=S)OR4、-N(R5)SO2R4(これらのいずれも、独立に価数規則で許容される1以上のR10で置換されていても良い)であり、 ただし、WおよびJがいずれもNである場合の式Iの化合物では、R2は、 (a)-NR5R5a(R5およびR5aは独立に、H、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルである。);および (b)下記の基で置換されたフェニル 以外であり、 G1およびG2は独立に、アルキル、シクロアルキルであるか、G1およびG2がそれらが結合している窒素原子と一体となって、5から8員の複素環を形成しており; R2a、R2bおよびR3は、各場合で独立にH、ハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、-OR4、-S(O)vR4、-NR5R5a、-C(=O)R4、-C(=S)R4、-C(=O)OR4、-C(=S)OR4、-C(=O)NR5R5a、-C(=S)NR5R5a、-N(R5)C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=S)NR5R5a、-N(R5)C(=O)R4、-N(R5)C(=S)R4、-OC(=O)NR5R5a、-OC(=S)NR5R5a、-SO2NR5R5a、-N(R5)SO2R4、-N(R5)SO2NR5R5a、-N(R5)C(=O)OR4、-N(R5)C(=S)OR4、-N(R5)SO2R4から選択され、それらのいずれも独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; R4は、各場合で独立に、H、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルから選択され、これらはいずれも独立に、価数規則によって許容される場合は、1以上のR10基によって置換されていても良く; R5およびR5aは、各場合で独立にH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルから選択され、これらはいずれも、価数規則によって許容される場合は、1以上のR10によって置換されていても良く; またはR5およびR5aが一体となって、1以上のR10で置換されていても良い複素環を形成していても良く; R10は各場合で独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、-(アルキレン)m-OR4、-(アルキレン)m-S(O)vR4、-(アルキレン)m-NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=S)R4、-(アルキレン)m-C(=O)OR4、-(アルキレン)m-OC(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=S)OR4、-(アルキレン)m-C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)R4、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)R4、-(アルキレン)m-OC(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-OC(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-SO2NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)SO2R4、-(アルキレン)m-N(R5)SO2NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)OR4、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)OR4または-(アルキレン)m-N(R5)SO2R4であり; 前記アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルおよび複素環アルキル基はさらに、独立に1以上の-(アルキレン)m-OR4、-(アルキレン)m-S(O)vR4、-(アルキレン)m-NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=S)R4、-(アルキレン)m-C(=O)OR4、-(アルキレン)m-OC(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=S)OR4、-(アルキレン)m-C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)R4、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)R4、-(アルキレン)m-OC(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-OC(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-SO2NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)SO2R4、-(アルキレン)m-N(R5)SO2NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)OR4、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)OR4または-(アルキレン)m-N(R5)SO2R4で置換されていても良く; さらに、同一原子に結合しているか隣接する原子に結合しているいずれか2個のR10基が一体となって、置換されていても良い3から8員環系を形成していても良く; mは、0または1であり; nは、0、1または2であり; qおよびtはそれぞれ独立に、0または1であり; vは、0、1または2である。] R1がフェニル、ナフチル、ベンゾジオキソリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピラジジニル、イソキノリニル、キノリニル、キナゾリニル、キナゾリノニル、キノキザリニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、トリアゾロピリジニル、トリアゾロピリミジニル、トリアゾロピリダジニル、イミダゾピリジニル、イミダゾピリミジニル、イミダゾピリダジニル、ピロロピリジニル、ピロロピリミジニル、ピロロピリダジニル、ピラゾロピリジニル、ピラゾロピリミジニル、ピラゾロピリダジニル、シンノリニル、チエノピリジニル、チエノピリミジニル、チエノピリダジニル、フロピリジニル、フロピリミジニル、フロピラジジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、インドリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイソチアゾリルであり、これらがいずれも独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い請求項1に記載の化合物。 R2が、H、ハロ、シアノ、アルキニル、-C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=O)R4、-N(R5)C(=O)OR4、フェニル、ナフチル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピリジノニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、イソインドリル、インドリル、インドリノニル、イソインドリニル、イソインドリノニル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロイソベンゾフラニル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、キナゾリノニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、ジヒドロキノリノニル、ジヒドロイソキノリノニル、キノキザリニル、テトラヒドロキノキザリニル、ベンゾモルホリニル、ジヒドロベンゾジオキシニル、イミダゾピリジニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、トリアゾロピリジニル、トリアゾロピリミジニル、トリアゾロピリダジニル、イミダゾピリジニル、イミダゾピリミジニル、イミダゾピリダジニル、ピロロピリジニル、ピロロピリミジニル、ピロロピリダジニル、ピラゾロピリジニル、ピラゾロピリミジニル、ピラゾロピリダジニル、シンノリニル、チエノピロリル、テトラヒドロチエノピロリル、ジヒドロチエノピロロニル、チエノピリジニル、チエノピリミジニル、チエノピリダジニル、フロピリジニル、フロピリミジニル、フロピラジジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイソチアゾリルであり、これらのいずれも独立に、価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い請求項1に記載の化合物。 R2が、H、ハロ、シアノ、アルキニル、-C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=O)R4、-N(R5)C(=O)OR4、フェニル、ナフチル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピリジノニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、イソインドリル、インドリル、インドリノニル、イソインドリニル、イソインドリノニル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロイソベンゾフラニル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、キナゾリノニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、ジヒドロキノリノニル、ジヒドロイソキノリノニル、キノキザリニル、テトラヒドロキノキザリニル、ベンゾモルホリニル、ジヒドロベンゾジオキシニル、イミダゾピリジニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、トリアゾロピリジニル、トリアゾロピリミジニル、トリアゾロピリダジニル、イミダゾピリジニル、イミダゾピリミジニル、イミダゾピリダジニル、ピロロピリジニル、ピロロピリミジニル、ピロロピリダジニル、ピラゾロピリジニル、ピラゾロピリミジニル、ピラゾロピリダジニル、シンノリニル、チエノピロリル、テトラヒドロチエノピロリル、ジヒドロチエノピロロニル、チエノピリジニル、チエノピリミジニル、チエノピリダジニル、フロピリジニル、フロピリミジニル、フロピラジジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイソチアゾリルであり、これらのいずれも独立に、価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い請求項2に記載の化合物。 R1が、下記のものである請求項2に記載の化合物。 (式中、m*は、価数規則で許容される0、1、2、3、4、5または6である。) R2が、 (a)ハロ、アルキニル、-C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=O)R4または-N(R5)C(=O)OR4(これらのいずれも、独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い);および (b)下記のものから選択されるアリール、ヘテロアリールまたは複素環系 である請求項3に記載の化合物。 (式中、m*は、価数規則で許容される0、1、2、3、4、5または6である。) R2が、 (a)ハロ、アルキニル、-C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=O)R4または-N(R5)C(=O)OR4(これらのいずれも、独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い);および (b)下記のものから選択されるアリール、ヘテロアリールまたは複素環系 である請求項5に記載の化合物。 (式中、m*は、価数規則で許容される0、1、2、3、4、5または6である。) 下記式IA、IB、IC、IDもしくはIIAを有する請求項1、2、3、4、5、6または7のいずれか1項に記載の化合物、該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマー、塩および溶媒和物。 R1基が、置換されていないか、独立に価数規則によって許容される場合に1以上のハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、-(アルキレン)m-OR4、-(アルキレン)m-NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=O)OR4、-(アルキレン)m-OC(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)R4、-(アルキレン)m-OC(=O)NR5R5aまたは-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)OR4で置換されている請求項8に記載の化合物。 R1基が下記のものから選択される請求項9に記載の化合物。 [式中、 R10a、R10b、R10yおよびR10zは独立に、非存在、ハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、-(アルキレン)m-OR4、-(アルキレン)m-NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=O)OR4、-(アルキレン)m-OC(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)R4、-(アルキレン)m-OC(=O)NR5R5aまたは-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)OR4であり; または、R10aおよびR10bが一体となって、置換されていても良い3から8員環系を形成していても良い。] R1が下記のものである請求項10に記載の化合物。 下記式IE、IF、IIBもしくはIICを有する化合物、該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマー、塩および溶媒和物。 [式中、 qは0、1、2または3であり; n*は0、1または2であり; t*は0または1であり; U1、U2、U3およびU4はそれぞれ独立にCまたはNであり; Z*は、-O-、-S(O)vまたは-NHであり; Ra、Rb、RcおよびRdはそれぞれ独立に、H、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、-NO2、-CN、-NR5R5a、-OR4、-C(=O)R4、-C(=O)OR4;-C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=O)NR5R5a、-OC(=O)NR5R5a、-S(O)vR4、-S(O)2NR5R5a、-N(R5)SO2R4であり、それらはいずれも独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; またはRaおよびRbは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3から10員のシクロアルキル、3から10員のシクロアルケニル環または複素環を形成していても良く、それらはいずれも価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; またはRcおよびRdは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3から10員のシクロアルキル、3から10員のシクロアルケニル環または複素環を形成していても良く、それらはいずれも価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; またはRaおよび/またはRbがいずれかのRcまたはRdと一体となって、部分もしくは完全飽和の3から8員のシクロアルキル環または複素環を形成していても良く、それらのいずれかが価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; またはRaおよびRbが一体となってカルボニル基を形成していても良く; または同一の炭素に結合しているRcおよびRdが一体となってカルボニル基を形成していても良く; R2は、 (i)H、ハロ、シアノ、ニトロ、または (ii)アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、-OR4、-S(O)vR4、-C(=O)R4、-C(=S)R4、-C(=O)OR4、-C(=S)OR4、-C(=O)NR5R5a、-C(=S)NR5R5a、-N(R5)C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=S)NR5R5a、-N(R5)C(=O)R4、-N(R5)C(=S)R4、-OC(=O)NR5R5a、-OC(=S)NR5R5a、-SO2NR5R5a、-N(R5)SO2R4、-N(R5)SO2NR5R5a、-N(R5)C(=O)OR4、-N(R5)C(=S)OR4、-N(R5)SO2R4(これらのいずれも、独立に価数規則で許容される1以上のR10で置換されていても良い)であり、 ただし、式IEの化合物では、R2は、下記の基で置換されたフェニル以外であり、 G1およびG2は独立に、アルキル、シクロアルキルであるか、G1およびG2がそれらが結合している窒素原子と一体となって、5から8員の複素環を形成しており; R2aおよびR2bは、独立にH、ハロ、アルキル、ハロアルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノおよびアルコキシから選択され; R4は、各場合で独立に、H、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルから選択され、これらはいずれも独立に、価数規則によって許容される場合は、1以上のR10基によって置換されていても良く; R5およびR5aは、各場合で独立にH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルから選択され、これらはいずれも、価数規則によって許容される場合は、1以上のR10によって置換されていても良く; またはR5およびR5aが一体となって、1以上のR10で置換されていても良い複素環を形成していても良く; R10およびR10cは各場合で独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、-(アルキレン)m-OR4、-(アルキレン)m-S(O)vR4、-(アルキレン)m-NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=S)R4、-(アルキレン)m-C(=O)OR4、-(アルキレン)m-OC(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=S)OR4、-(アルキレン)m-C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)R4、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)R4、-(アルキレン)m-OC(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-OC(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-SO2NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)SO2R4、-(アルキレン)m-N(R5)SO2NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)OR4、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)OR4または-(アルキレン)m-N(R5)SO2R4であり; 前記アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルおよび複素環アルキル基はさらに、独立に1以上の-(アルキレン)m-OR4、-(アルキレン)m-S(O)vR4、-(アルキレン)m-NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=S)R4、-(アルキレン)m-C(=O)OR4、-(アルキレン)m-OC(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=S)OR4、-(アルキレン)m-C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)R4、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)R4、-(アルキレン)m-OC(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-OC(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-SO2NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)SO2R4、-(アルキレン)m-N(R5)SO2NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)OR4、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)OR4または-(アルキレン)m-N(R5)SO2R4で置換されていても良く; vは、0、1または2である。] 下記式IEi、IEii、IEiii、IEiv、IFi、IFii、IFiiiもしくはIFivを有する請求項12に記載の化合物、該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマー、塩および溶媒和物。 R2が、H、ハロ、シアノ、アルキニル、-C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=O)R4、-N(R5)C(=O)OR4、フェニル、ナフチル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピリジノニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、イソインドリル、インドリル、インドリノニル、イソインドリニル、イソインドリノニル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロイソベンゾフラニル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、キナゾリノニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、ジヒドロキノリノニル、ジヒドロイソキノリノニル、キノキザリニル、テトラヒドロキノキザリニル、ベンゾモルホリニル、ジヒドロベンゾジオキシニル、イミダゾピリジニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、トリアゾロピリジニル、トリアゾロピリミジニル、トリアゾロピリダジニル、イミダゾピリジニル、イミダゾピリミジニル、イミダゾピリダジニル、ピロロピリジニル、ピロロピリミジニル、ピロロピリダジニル、ピラゾロピリジニル、ピラゾロピリミジニル、ピラゾロピリダジニル、シンノリニル、チエノピロリル、テトラヒドロチエノピロリル、ジヒドロチエノピロロニル、チエノピリジニル、チエノピリミジニル、チエノピリダジニル、フロピリジニル、フロピリミジニル、フロピラジジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイソチアゾリルであり、これらのいずれも独立に、価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い請求項13に記載の化合物。 R2が、 (a)ハロ、アルキニル、-C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=O)R4または-N(R5)C(=O)OR4(これらのいずれも、独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い);および (b)下記のものから選択されるアリール、ヘテロアリールまたは複素環系 である請求項14に記載の化合物。 (式中、m*は、価数規則で許容される0、1、2、3、4、5または6である。) R10cが各場合で独立に、非存在、ハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、-(アルキレン)m-OR4、-(アルキレン)m-NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=O)OR4、-(アルキレン)m-OC(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)R4、-(アルキレン)m-OC(=O)NR5R5aまたは-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)OR4である請求項15に記載の化合物。 n*が0または1であり、t*が1である請求項12に記載の化合物。 n*が1であり、t*が0である請求項12に記載の化合物。 下記のものから選択される請求項12に記載の化合物、該化合物の塩および溶媒和物。 下記のものから選択される請求項12に記載の化合物、該化合物の塩および溶媒和物。 下記式IEAまたはIFAを有する化合物、該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマー、塩および溶媒和物。 [式中、 qは0、1、2または3であり; n*は0、1または2であり; t*は0または1であり; U1、U2、U3およびU4はそれぞれ独立にCまたはNであり; Z*は、-O-、-S(O)vまたは-NHであり; Ra、Rb、RcおよびRdはそれぞれ独立に、H、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、-NO2、-CN、-NR5R5a、-OR4、-C(=O)R4、-C(=O)OR4;-C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=O)NR5R5a、-OC(=O)NR5R5a、-S(O)vR4、-S(O)2NR5R5a、-N(R5)SO2R4であり、それらはいずれも独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; またはRaおよびRbは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3から10員のシクロアルキル、3から10員のシクロアルケニル環または複素環を形成していても良く、それらはいずれも価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; またはRcおよびRdは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3から10員のシクロアルキル、3から10員のシクロアルケニル環または複素環を形成していても良く、それらはいずれも価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; またはRaおよび/またはRbがいずれかのRcまたはRdと一体となって、部分もしくは完全飽和の3から8員のシクロアルキル環または複素環を形成していても良く、それらのいずれかが価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; またはRaおよびRbが一体となってカルボニル基を形成していても良く; または同一の炭素に結合しているRcおよびRdが一体となってカルボニル基を形成していても良く; R2は、 (i)H、ハロ、シアノ、ニトロ、または (ii)アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、-OR4、-S(O)vR4、-C(=O)R4、-C(=S)R4、-C(=O)OR4、-C(=S)OR4、-C(=O)NR5R5a、-C(=S)NR5R5a、-N(R5)C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=S)NR5R5a、-N(R5)C(=O)R4、-N(R5)C(=S)R4、-OC(=O)NR5R5a、-OC(=S)NR5R5a、-SO2NR5R5a、-N(R5)SO2R4、-N(R5)SO2NR5R5a、-N(R5)C(=O)OR4、-N(R5)C(=S)OR4、-N(R5)SO2R4(これらのいずれも、独立に価数規則で許容される1以上のR10で置換されていても良い)であり、 ただし、式IEAの化合物では、R2は、下記の基で置換されたフェニル以外であり、 G1およびG2は独立に、アルキル、シクロアルキルであるか、G1およびG2がそれらが結合している窒素原子と一体となって、5から8員の複素環を形成しており; R2aおよびR2bは、独立にH、ハロ、アルキル、ハロアルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノおよびアルコキシから選択され; R4は、各場合で独立に、H、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルから選択され、これらはいずれも独立に、価数規則によって許容される場合は、1以上のR10基によって置換されていても良く; R5およびR5aは、各場合で独立にH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルから選択され、これらはいずれも、価数規則によって許容される場合は、1以上のR10によって置換されていても良く; またはR5およびR5aが一体となって、1以上のR10で置換されていても良い複素環を形成していても良く; R10およびR10cは各場合で独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、-(アルキレン)m-OR4、-(アルキレン)m-S(O)vR4、-(アルキレン)m-NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=S)R4、-(アルキレン)m-C(=O)OR4、-(アルキレン)m-OC(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=S)OR4、-(アルキレン)m-C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)R4、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)R4、-(アルキレン)m-OC(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-OC(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-SO2NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)SO2R4、-(アルキレン)m-N(R5)SO2NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)OR4、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)OR4または-(アルキレン)m-N(R5)SO2R4であり; 前記アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルおよび複素環アルキル基はさらに、独立に1以上の-(アルキレン)m-OR4、-(アルキレン)m-S(O)vR4、-(アルキレン)m-NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=S)R4、-(アルキレン)m-C(=O)OR4、-(アルキレン)m-OC(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=S)OR4、-(アルキレン)m-C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)R4、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)R4、-(アルキレン)m-OC(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-OC(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-SO2NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)SO2R4、-(アルキレン)m-N(R5)SO2NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)OR4、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)OR4または-(アルキレン)m-N(R5)SO2R4で置換されていても良く; vは、0、1または2である。] 下記式IEAi、IEAii、IEAiii、IFAi、IFAiiもしくはIFAiiiを有する請求項21に記載の化合物、該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマー、塩および溶媒和物。 R2が、H、ハロ、シアノ、アルキニル、-C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=O)R4、-N(R5)C(=O)OR4、フェニル、ナフチル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピリジノニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、イソインドリル、インドリル、インドリノニル、イソインドリニル、イソインドリノニル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロイソベンゾフラニル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、キナゾリノニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、ジヒドロキノリノニル、ジヒドロイソキノリノニル、キノキザリニル、テトラヒドロキノキザリニル、ベンゾモルホリニル、ジヒドロベンゾジオキシニル、イミダゾピリジニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、トリアゾロピリジニル、トリアゾロピリミジニル、トリアゾロピリダジニル、イミダゾピリジニル、イミダゾピリミジニル、イミダゾピリダジニル、ピロロピリジニル、ピロロピリミジニル、ピロロピリダジニル、ピラゾロピリジニル、ピラゾロピリミジニル、ピラゾロピリダジニル、シンノリニル、チエノピロリル、テトラヒドロチエノピロリル、ジヒドロチエノピロロニル、チエノピリジニル、チエノピリミジニル、チエノピリダジニル、フロピリジニル、フロピリミジニル、フロピラジジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイソチアゾリルであり、これらのいずれも独立に、価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い請求項22に記載の化合物。 R2が、 (a)ハロ、アルキニル、-C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=O)R4または-N(R5)C(=O)OR4(これらのいずれも、独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い);および (b)下記のものから選択されるアリール、ヘテロアリールまたは複素環系 である請求項23に記載の化合物。 (式中、m*は、価数規則で許容される0、1、2、3、4、5または6である。) R10cが各場合で独立に、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、-(アルキレン)m-OR4、-(アルキレン)m-NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=O)OR4、-(アルキレン)m-OC(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)R4、-(アルキレン)m-OC(=O)NR5R5aまたは-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)OR4である請求項24に記載の化合物。 n*が0または1であり、t*が1である請求項21に記載の化合物。 n*が1であり、t*が0である請求項21に記載の化合物。 下記のものから選択される請求項21に記載の化合物、該化合物の塩および溶媒和物。 下記式IGまたはIHの化合物。 [式中、 UはCR10cまたはNであり; Z*は、非存在、CH2、-O-、-S(O)vまたは-、-NHであり; Ra、Rb、RcおよびRdはそれぞれ独立に、H、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、-NO2、-CN、-NR5R5a、-OR4、-C(=O)R4、-C(=O)OR4;-C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=O)NR5R5a、-OC(=O)NR5R5a、-S(O)vR4、-S(O)2NR5R5a、-N(R5)SO2R4であり、それらはいずれも独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; またはRaおよびRbは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3から10員のシクロアルキル、3から10員のシクロアルケニル環または複素環を形成していても良く、それらはいずれも価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; またはRcおよびRdは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3から10員のシクロアルキル、3から10員のシクロアルケニル環または複素環を形成していても良く、それらはいずれも価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; またはRaおよび/またはRbがいずれかのRcまたはRdと一体となって、部分もしくは完全飽和の3から8員のシクロアルキル環または複素環を形成していても良く、それらのいずれかが価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く; またはRaおよびRbが一体となってカルボニル基を形成していても良く; または同一の炭素に結合しているRcおよびRdが一体となってカルボニル基を形成していても良く; R2は、 (i)H、ハロ、シアノ、ニトロ、または (ii)アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、-OR4、-S(O)vR4、-C(=O)R4、-C(=S)R4、-C(=O)OR4、-C(=S)OR4、-C(=O)NR5R5a、-C(=S)NR5R5a、-N(R5)C(=O)NR5R5a、-N(R5)C(=S)NR5R5a、-N(R5)C(=O)R4、-N(R5)C(=S)R4、-OC(=O)NR5R5a、-OC(=S)NR5R5a、-SO2NR5R5a、-N(R5)SO2R4、-N(R5)SO2NR5R5a、-N(R5)C(=O)OR4、-N(R5)C(=S)OR4、-N(R5)SO2R4(これらのいずれも、独立に価数規則で許容される1以上のR10で置換されていても良い)であり、 ただし、式IGの化合物では、R2は、下記の基で置換されたフェニル以外であり、 G1およびG2は独立に、アルキル、シクロアルキルであるか、G1およびG2がそれらが結合している窒素原子と一体となって、5から8員の複素環を形成しており; R2aおよびR2bは、独立にH、ハロ、アルキル、ハロアルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノおよびアルコキシから選択され; R4は、各場合で独立に、H、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルから選択され、これらはいずれも独立に、価数規則によって許容される場合は、1以上のR10基によって置換されていても良く; R5およびR5aは、各場合で独立にH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルから選択され、これらはいずれも、価数規則によって許容される場合は、1以上のR10によって置換されていても良く; またはR5およびR5aが一体となって、1以上のR10で置換されていても良い複素環を形成していても良く; R10は各場合で独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、-(アルキレン)m-OR4、-(アルキレン)m-S(O)vR4、-(アルキレン)m-NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=S)R4、-(アルキレン)m-C(=O)OR4、-(アルキレン)m-OC(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=S)OR4、-(アルキレン)m-C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)R4、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)R4、-(アルキレン)m-OC(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-OC(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-SO2NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)SO2R4、-(アルキレン)m-N(R5)SO2NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)OR4、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)OR4または-(アルキレン)m-N(R5)SO2R4であり; 前記アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルおよび複素環アルキル基はさらに、独立に1以上の-(アルキレン)m-OR4、-(アルキレン)m-S(O)vR4、-(アルキレン)m-NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=S)R4、-(アルキレン)m-C(=O)OR4、-(アルキレン)m-OC(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=S)OR4、-(アルキレン)m-C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)R4、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)R4、-(アルキレン)m-OC(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-OC(=S)NR5R5a、-(アルキレン)m-SO2NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)SO2R4、-(アルキレン)m-N(R5)SO2NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)OR4、-(アルキレン)m-N(R5)C(=S)OR4または-(アルキレン)m-N(R5)SO2R4で置換されていても良く; R10a、R10bおよびR10cはそれぞれ独立に、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、-(アルキレン)m-OR4、-(アルキレン)m-NR5R5a、-(アルキレン)m-C(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=O)OR4、-(アルキレン)m-OC(=O)R4、-(アルキレン)m-C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)NR5R5a、-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)R4、-(アルキレン)m-OC(=O)NR5R5aまたは-(アルキレン)m-N(R5)C(=O)OR4であり; vは、0、1または2である。] 下記のものから選択される請求項29の化合物、該化合物の塩および溶媒和物。 下記のものから選択される請求項29の化合物、該化合物の塩および溶媒和物。 下記のものから選択される請求項8の化合物、該化合物の塩および溶媒和物。 製薬上許容される媒体または担体とともに請求項1に記載の化合物を含む医薬組成物。 有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、対象者における癌を治療する方法。 抗生物質型薬剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、ホルモン剤、免疫薬、インターフェロン型薬剤およびその他薬剤から選択される少なくとも一つの化合物との併用で前記請求項1に記載に化合物を投与する請求項34に記載の方法。 有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、対象者での腫瘍の大きさを低減させる方法。 有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、対象者でのHGF介在障害の治療方法。 有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、対象者での腫瘍における転移を低減する方法。
請求項(抜粋):
下記式I、II、III、IV、V、VIもしくはVIIの化合物、該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマー、塩および溶媒和物。
IPC (40件):
C07D 471/04 ,  C07D 487/04 ,  C07D 519/00 ,  A61K 31/502 ,  A61K 31/537 ,  A61K 31/470 ,  A61K 31/437 ,  A61K 31/52 ,  A61K 31/444 ,  A61K 31/517 ,  A61K 31/538 ,  A61K 31/506 ,  A61K 31/501 ,  A61P 35/00 ,  A61K 45/00 ,  A61P 35/04 ,  A61P 35/02 ,  A61P 37/06 ,  A61P 27/02 ,  A61P 27/06 ,  A61P 1/04 ,  A61P 9/00 ,  A61P 15/00 ,  A61P 29/00 ,  A61P 19/02 ,  A61P 37/02 ,  A61P 21/00 ,  A61P 9/10 ,  A61P 17/06 ,  A61P 17/02 ,  A61P 19/08 ,  A61P 37/08 ,  A61P 25/00 ,  A61P 7/10 ,  A61P 1/16 ,  A61P 7/06 ,  A61P 11/00 ,  A61P 11/06 ,  A61P 27/10 ,  A61P 43/00
FI (46件):
C07D471/04 101 ,  C07D487/04 145 ,  C07D487/04 ,  C07D519/00 311 ,  C07D487/04 144 ,  A61K31/5025 ,  A61K31/5377 ,  A61K31/4709 ,  A61K31/4375 ,  A61K31/52 ,  A61K31/444 ,  A61K31/437 ,  A61K31/517 ,  A61K31/538 ,  C07D519/00 301 ,  A61K31/506 ,  A61K31/501 ,  A61P35/00 ,  A61K45/00 ,  A61P35/04 ,  A61P35/02 ,  A61P37/06 ,  A61P27/02 ,  A61P27/06 ,  A61P1/04 ,  A61P9/00 ,  A61P15/00 ,  A61P29/00 101 ,  A61P19/02 ,  A61P37/02 ,  A61P29/00 ,  A61P21/00 ,  A61P9/10 ,  A61P17/06 ,  A61P17/02 ,  A61P19/08 ,  A61P37/08 ,  A61P25/00 ,  A61P7/10 ,  A61P1/16 ,  A61P7/06 ,  A61P11/00 ,  A61P11/06 ,  A61P27/10 ,  A61P9/10 101 ,  A61P43/00 111
Fターム (83件):
4C050AA01 ,  4C050BB05 ,  4C050BB06 ,  4C050CC08 ,  4C050DD10 ,  4C050EE03 ,  4C050EE04 ,  4C050FF02 ,  4C050FF05 ,  4C050GG01 ,  4C050HH04 ,  4C065AA03 ,  4C065BB03 ,  4C065CC01 ,  4C065DD03 ,  4C065EE02 ,  4C065HH10 ,  4C065JJ01 ,  4C065KK04 ,  4C065LL01 ,  4C065PP09 ,  4C065PP12 ,  4C072MM03 ,  4C072MM10 ,  4C072UU01 ,  4C084AA19 ,  4C084DA21 ,  4C084MA02 ,  4C084NA05 ,  4C084ZA021 ,  4C084ZA331 ,  4C084ZA361 ,  4C084ZA451 ,  4C084ZA551 ,  4C084ZA591 ,  4C084ZA681 ,  4C084ZA701 ,  4C084ZA751 ,  4C084ZA811 ,  4C084ZA831 ,  4C084ZA891 ,  4C084ZA941 ,  4C084ZA961 ,  4C084ZB071 ,  4C084ZB081 ,  4C084ZB261 ,  4C084ZB262 ,  4C084ZB352 ,  4C084ZC032 ,  4C084ZC611 ,  4C086AA01 ,  4C086AA02 ,  4C086AA03 ,  4C086CB05 ,  4C086CB07 ,  4C086CB09 ,  4C086CB27 ,  4C086MA01 ,  4C086MA04 ,  4C086NA14 ,  4C086ZA02 ,  4C086ZA33 ,  4C086ZA36 ,  4C086ZA45 ,  4C086ZA55 ,  4C086ZA59 ,  4C086ZA68 ,  4C086ZA70 ,  4C086ZA75 ,  4C086ZA81 ,  4C086ZA83 ,  4C086ZA89 ,  4C086ZA94 ,  4C086ZA96 ,  4C086ZB07 ,  4C086ZB08 ,  4C086ZB11 ,  4C086ZB13 ,  4C086ZB15 ,  4C086ZB26 ,  4C086ZB27 ,  4C086ZC20 ,  4C086ZC61
引用特許:
審査官引用 (6件)
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