特許
J-GLOBAL ID:200903060087637237

自動搾乳装置のカップ装着制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北村 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-273754
公開番号(公開出願番号):特開平8-131002
出願日: 1994年11月08日
公開日(公表日): 1996年05月28日
要約:
【要約】【構成】 ティートカップ50の乳頭への装着が成功した場合におけるスキャナー56による全乳頭位置検出情報を乳牛毎に更新しながら記憶する乳頭位置更新記憶手段86を設け、ラフセンサ55の検出作動後に、乳頭位置更新記憶手段86に記憶された前回の全乳頭位置検出情報のみに基づいてティートカップ50を上昇移動させる省略制御を行い、この省略制御によるティートカップ50の乳頭への装着が不可であると、スキャナー56による全乳頭位置検出作動を新たに行った後にティートカップ50が上昇移動されるという連係作動状態が現出されるように、連係手段81を構成する。【効果】 ティートカップの乳頭への装着作動を熟知し、かつ、その機能を見直して検討することにより、新たな機構・装置類を追加するのではなく、作動工程の一部を欠如させるだけの経済的手段により、ティートカップの装着能率、すなわち、搾乳全体の作動能率が向上する合理的な自動搾乳装置を提供することができた。
請求項(抜粋):
被搾乳動物の乳頭に装着可能なティートカップ(50)を、搾乳室(7)内の所定の搾乳姿勢にある被搾乳動物の下腹部に突出移動した搾乳位置と、前記搾乳室(7)の横側方に退避移動した退避位置とに位置変更可能に備え、かつ、搾乳位置にある前記ティートカップ(50)を、これによる自動搾乳を行うべく上昇移動させて乳頭に装着可能な装着手段(V)を備えるとともに、複数の乳頭のうちの所定の乳頭位置を検出するラフセンサ(55)と、全ての乳頭位置を計測するファインセンサ(56)とを備え、前記ラフセンサ(55)による所定乳頭検出情報に基づいて前記ティートカップ(50)を所定の乳頭近傍範囲に誘導移動可能で、かつ、前記ファインセンサ(56)による全乳頭位置計測情報に基づいて乳頭近傍範囲にある前記ティートカップ(50)を乳頭の真下に位置合わせ移動可能であり、この位置合わせ移動の後に前記ティートカップ(50)を上昇移動可能である状態に、前記装着手段(V)と前記両センサ(55),(56)とを連係可能な連係手段(81)を設けて自動搾乳装置(A)を構成し、前記ティートカップ(50)の乳頭への装着が成功した場合における前記ファインセンサ(56)による全乳頭位置計測情報を被搾乳動物毎に更新しながら記憶する乳頭位置更新記憶手段(86)を設け、前記ラフセンサ(55)の検出作動後に、前記乳頭位置更新記憶手段(86)に記憶された前回の全乳頭位置計測情報のみに基づいて前記ティートカップ(50)を上昇移動させる省略制御を行い、この省略制御による前記ティートカップ(50)の乳頭への装着が不可であると、前記ファインセンサ(56)による全乳頭位置計測作動を新たに行った後に前記ティートカップ(50)が上昇移動されるという連係作動状態が現出されるように、前記連係手段(81)を構成してある自動搾乳装置のカップ装着制御装置。

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