特許
J-GLOBAL ID:200903060130688177
燃焼酸化式TOC計
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
西岡 義明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-259778
公開番号(公開出願番号):特開平10-104220
出願日: 1996年09月30日
公開日(公表日): 1998年04月24日
要約:
【要約】【課題】 キャリアガス中に不純物である炭酸ガス (CO2 ) が含まれていると、これが試料から変換される二酸化炭素と区別されることなく一緒に測定されてしまい、誤差原因となって高感度測定を阻害する。【解決手段】 TC燃焼管2に導入されるキャリアガスの供給通路に設けられた加湿器1を利用し、この加湿器1内の水に炭酸ガス吸収剤を溶解させた。これにより加湿器1に流入するキャリアガス中の不純物である炭酸ガスは、加湿器1内で吸収除去され、これが測定の誤差要因となることが回避される。また、加湿器1の全体または一部を透明な材質で形成すると共に加湿器1内の水に添加される炭酸ガス吸収剤に水酸化カルシウム( Ca(OH)2 ) 結晶を用いた。これにより、水酸化カルシウム水溶液はアルカリ性を示すため、加湿器1に流入するキャリアガス中の不純物である炭酸ガスをよく吸収し、かつ、その結果、不溶性の炭酸カルシウム( CaCO3 ) を生成し、水が白濁するので、それによりキャリアガスの質を確認することができる。
請求項(抜粋):
試料をキャリアガスと共に高温に保持されたTC燃焼管に注入し、この燃焼管内で酸化触媒のもと燃焼させ二酸化炭素に変換してTC濃度を求め、別にIC反応器で試料中のIC濃度を求め、これらTC濃度とIC濃度とからTOC濃度を求める燃焼酸化方式のTOC計において、前記TC燃焼管に導入されるキャリアガスの供給通路に同キャリアガスを加湿する加湿器を設けると共に、同加湿器内の水に炭酸ガス吸収剤を溶解させたことを特徴とする燃焼酸化式TOC計。
IPC (2件):
FI (2件):
G01N 33/18 B
, G01N 31/00 D
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