特許
J-GLOBAL ID:200903060153547341
アンチロック装置及びトラクション・コントロール装置を有する特に自動車用の油圧式ブレーキ装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-327285
公開番号(公開出願番号):特開平6-340251
出願日: 1991年12月11日
公開日(公表日): 1994年12月13日
要約:
【要約】【目的】 公知の油圧式ブレーキ装置の蓄圧器の場合、トラクション・コントロール時に、磁力によるピストンの駆動装置が故障で働かない場合、圧力媒体が吐出できない。この欠点を解消するため、トラクション・コントロール時にブレーキ圧を生じさせるポンプ用に圧力媒体のストックを用意する。【構成】 ブレーキ装置10が、入口側に蓄圧器75の接続された高圧発生用ポンプ56を有し、ポンプ56は出口側がブレーキパイプと接続されている。蓄圧器75は蓄圧室76を制限するピストン78を有し、ピストン78には圧力媒体吐出用の、予圧を与えられたばね80が作用している。ピストン78は、充てん位置では、ばね力に抗して拘束され、トラクション・コントロール時には解放される。
請求項(抜粋):
アンチロック装置及びトラクション・コントロール装置(11)を有する油圧式ブレーキ装置(10)であって、マスターシリンダ(13)と、ブレーキパイプ(47)に配属されたブレーキ圧調整用弁装置(51)と、戻しパイプ(54)に設けられた戻しポンプ(56)と、遮断弁(69)と、蓄圧器(75)と、チャージ弁(96)とを備えており、マスターシリンダ(13)からは、ブレーキ回路(たとえばII)の、少なくとも1つのブレーキパイプ(たとえば45,47)が1つの駆動輪のホイールブレーキ(49)へ通じており、弁装置(51)が、増圧、圧力維持、減圧の各位置を有し、しかも減圧用の切換え位置では圧力媒体量をホイールブレーキ(49)から戻しパイプ(53,54)へ放出可能であり、戻しポンプ(56)はアンチロック及びトラクション・コントロールの操作時にカットイン可能であり、この戻しパイプ(54)は、戻しポンプの出口側が、マスターシリンダ(13)と弁装置(51)との間でブレーキパイプ(45)に接続されており、また、遮断弁(69)は、マスターシリンダ(13)と、ブレーキパイプ(45)への戻しパイプ(54)の接続部との間でブレーキパイプ内に配置されており、更にこの遮断弁(69)は、トラクション・コントロール時には遮断位置(69b)へ切換え可能であり、更にまた、蓄圧器(75)は、充てんパイプ(95)を介して戻しポンプ(56)の入口側で戻しパイプ(54)に接続され、ブレーキ回路(II)から戻しポンプ(56)により圧力媒体をトップアップすることができ、予圧を与えられたばね(80)の作用下にある、この蓄圧器のピストン(78)は、トラクション・コントロール時には蓄圧室(76)から圧力媒体を吐出するために駆動可能であり、更に、チャージ弁(96)が蓄圧器(75)と戻しポンプ(56)の入口側(57)との間に配置され、トラクション・コントロール時には開位置(96b)に切換え可能である形式のものにおいて、ピストン(78)に作用するばね力(圧縮ばね80)が、ピストン(78)をその吐出位置へ移動させることができ、かつまたピストン(78)は、その充てん位置では、ばね力に抗して引止められることができ、トラクション・コントロール時には解放可能であることを特徴とする油圧式ブレーキ装置。
IPC (2件):
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