特許

J-GLOBAL ID：200903060186055533

溶銑の脱りん方法

発明者： 石川 稔 ,  丸川 雄浄 ,  原 茂太
出願人/特許権者： 住友金属工業株式会社
代理人 (1件)： 穂上 照忠 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平10-071861
公開番号（公開出願番号）：特開平11-269522
出願日： 1998年03月20日
公開日（公表日）： 1999年10月05日
要約：

【要約】【課題】融点降下剤としてのフッ化物や塩化物を用いずに、スラグの流動性を確保して脱りん反応を促進し、かつ脱りん処理後のスラグ中に遊離CaOを残留させず、その有効利用を可能にする新しい溶銑の脱りん方法を提供する。【解決手段】りんを含有する溶銑にフラックスと酸素を供給して脱りんする溶銑脱りん方法であって、脱りん処理後に生成するスラグ、即ち、脱りんスラグ中の酸化鉄の濃度がトータルFe(T.Fe)換算で30重量%以上、A12O3濃度が2〜16重量%、SiO2濃度が12重量%以下となるように、フラックスの化学組成、酸素供給量、およびこれらの供給条件を制御することを特徴とする溶銑の脱りん方法。

請求項（抜粋）：

りんを含有する溶銑にフラックスと酸素を供給して処理する溶銑脱りん方法であって、脱りん処理後に生成するスラグ中の酸化鉄の濃度がトータルFe換算で30重量%以上、A12O3濃度が2〜16重量%、SiO2濃度が12重量%以下となるように、フラックスの化学組成、酸素供給量、およびこれらの供給条件を制御することを特徴とする溶銑の脱りん方法。