特許
J-GLOBAL ID:200903060233697522

造水プラントの運転制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-192542
公開番号(公開出願番号):特開平11-033360
出願日: 1997年07月17日
公開日(公表日): 1999年02月09日
要約:
【要約】【課題】 供給水の温度および濃度が変化した場合に、この変化に合わせて、高圧ポンプとRO膜モジュールを有する造水プラントを運転制御し、経済的な運転制御を行う。【解決手段】 生産可能範囲計算手段1において、供給水の温度と濃度からRO膜モジュールの膜特性式を求めるとともに、この膜特性式と、高圧ポンプ系特性式と、透過水濃度上限と、回収率と、高圧ポンプおよびRO膜モジュールの使用流量範囲と、RO膜モジュールの圧力範囲とから造水プラントにおける生産可能な生産水量範囲を求める。生産水量制御手段2により、生産可能な生産水量範囲内における設定水量を目標値として定めて造水プラントの高圧ポンプを制御する。
請求項(抜粋):
海水を高圧ポンプにより配管を介して、入口弁を有する逆浸透膜モジュールへ供給水として供給して、透過水を生産するとともに濃縮水を戻す造水プラントの運転制御装置において、供給水、透過水、および濃縮水の状態と高圧ポンプの運転状態を測定する測定手段と、測定手段によって求めた供給水の温度と導電率から求めた以下の膜特性式と、高圧ポンプの特性式と高圧ポンプと逆浸透膜モジュール間の配管の圧力損失特性式とを合成した以下の高圧ポンプ系特性式と、設定された以下の透過水濃度上限と、設定された以下の回収率と、以下の逆浸透膜の使用流量範囲と、以下の逆浸透膜の使用圧力範囲とから、造水プラントで生産可能な透過水の生産水量範囲を計算する生産可能範囲計算手段と、膜特性式... Qp=As×(Pf-Δπ)×FΔπ=f(Temp,Cf,RR)Qp......透過水量As......膜透過係数Pf......運転圧力Δπ......膜間の浸透圧差F.........膜面積Temp...供給水温度Cf......供給水濃度RR......回収率回収率...... RR=Qp/Qf高圧ポンプ特性式と、高圧ポンプと逆浸透膜モジュール間の配管の圧力損失特性式を合成した高圧ポンプ系特性式...Pf<aQf<SP>2 </SP>+bQf+cQf......供給水流量a,b,c...係数透過水濃度...Cp<Bs×ΔC×FΔC=f(RR,Cf)Cp......透過水濃度Bs......塩透過係数ΔC......膜間の濃度差RR......回収率【数1】逆浸透膜の使用圧力 Pf<PmaxPmax......膜最大圧力生産可能範囲計算手段で計算された生産水量範囲を表示する表示手段と、表示手段によって表示された生産可能範囲中の水量でオペレータが選択した生産水量を生産水量目標値として設定し、設定された生産水量目標値と回収率になるようにプラントを制御する生産水量制御手段と、を備えたことを特徴とする造水プラントの運転制御装置。
IPC (2件):
B01D 61/12 ,  C02F 1/44
FI (2件):
B01D 61/12 ,  C02F 1/44 G

前のページに戻る