特許
J-GLOBAL ID:200903060238604204

適応形能動消音装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 強
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-009172
公開番号(公開出願番号):特開平7-219559
出願日: 1994年01月31日
公開日(公表日): 1995年08月18日
要約:
【要約】【目的】 適応形能動制御を行ってダクト内の騒音を消音する場合に必要となるスピーカと評価用マイクロホンとの間の音響伝達特性を消音動作実行状態の伝達特性と同じ条件となるようにして同定できるようにする。【構成】 ノイズ発生器33からランダムノイズ信号をスピーカ25,適応フィルタ34,42に与える。音源用マイクロホン24および評価用マイクロホン26によりスピーカ25から出力されるランダムノイズを検出する。抽出回路37,45は、マイクロホン26,24の検出信号のうち直接音成分を抽出して適応フィルタ34,42に与え、A-O間およびA-S間の音響伝達特性を同定する。このとき、音響伝達特性は直接音成分のみに基づいて同定しているので、ダクト21の開口部21aで反射する成分がなくなる消音動作状態の伝達特性として同定することができる。
請求項(抜粋):
騒音の伝播経路に設けられた第1の受音手段と、前記騒音の伝播経路に前記第1の受音手段より下流側の位置に設けられ前記騒音に対する干渉音を出力する制御用発音器と、前記騒音の伝播経路に前記制御用発音器より下流側の位置に設けられた第2の受音手段と、前記第1の受音手段の検出信号に基いて演算加工を行うことにより制御信号を生成して前記制御用発音器に前記干渉音を出力させる制御手段と、この演算手段により生成される制御信号が入力され前記制御用発音器と前記第1の受音手段との間の音響伝達特性でフィルタリングしてキャンセル信号として出力するキャンセル手段と、前記第1の受音手段の検出信号から前記キャンセル手段のキャンセル信号を減じて前記制御手段に与える演算手段と、この演算手段の出力信号を前記制御用発音器と前記第2の受音手段との間の音響伝達特性でフィルタリングして参照信号として出力する信号変換手段と、前記第2の受音手段の検出信号および前記信号変換手段からの参照信号に基いて前記制御用発音器による消音量が最大となるように前記制御手段の演算係数を調整する適応制御手段と、前記制御用発音器からランダムノイズを出力するためのノイズ発生手段と、前記制御用発音器から出力されるランダムノイズに対する前記第2の受音手段の検出信号に基づいて前記制御用発音器から出力されるランダムノイズが該第2の受音手段に最短時間で到達する成分を抽出する抽出手段と、この抽出手段からの抽出信号と前記ノイズ発生手段からのランダムノイズ信号とに基づいて前記信号変換手段に設定すべき前記制御用発音器と前記第2の受音手段との間の音響伝達特性を同定する同定手段とを具備したことを特徴とする適応形能動消音装置。
IPC (2件):
G10K 11/178 ,  F01N 1/00

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