特許
J-GLOBAL ID:200903060268949621

樹脂製品の成形方法及び成形用金型装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-067459
公開番号(公開出願番号):特開平7-276423
出願日: 1994年04月05日
公開日(公表日): 1995年10月24日
要約:
【要約】【目的】外観品質の向上を図るとともに、成形時に弾性シート材のずれや伸びがあったとしても、それによる強度、剛性の低下を防止する。【構成】インストルメントパネルは、溝を有する基材本体と、端縁部3aが溝に一致する弾性シート材3とを備える。成形に際し、予め製造された弾性シート材3を、可動型12、固定型13を開いた状態でセット面15に当接させ、弾性シート材3の端縁部3aの一部が溝成形凸部16にほぼ密着するようにセットする。そして、樹脂材料をキャビティ19内に射出充填する。可動型12の溝成形凹部18には、リブ21が立設されているため、弾性シート材3のずれや伸びがあったとしても、その端縁部3aは、リブ21に当たり、樹脂材料の流れ方向に折れ曲がり、溝成形凹部18の底面に当接するのが抑止される。従って、リブ21の存在しない部分における溝成形凹部18には、確実に樹脂材料が行き渡る。
請求項(抜粋):
表面側の一部に溝(7)を有し、熱可塑性樹脂によって構成される基材本体(2)と、該基材本体(2)表面の一部に対し熱融着され、かつ、少なくとも一部の端縁部(3a)が前記溝(7)内に位置してなる弾性シート材(3)とを備えた樹脂製品の成形方法であって、前記弾性シート材(3)を、真空成形法により成形し、所定の形状とする工程と、一部に前記弾性シート材(3)がセットされるセット面(15)及び前記溝(7)を成形するための溝成形凸部(16)を有し、前記基材本体(2)の一部を形成するための第1の成形面(14)を備えた第1の金型(12)と、該第1の金型(12)に対し相対的に接離可能に配設され、前記溝(7)を形成するための溝成形凹部(18)及び該溝成形凹部(18)に立設された少なくとも1つのリブ(21,22)を有し、前記基材本体(2)の残りの部分を形成するための第2の成形面(17)を備えた第2の金型(13)とからなる金型装置(11)を用意する工程と、前記弾性シート材(3)の少なくとも一部の端縁部(3a)が、前記溝成形凸部(16)にほぼ密着するよう、前記弾性シート材(3)の表面を前記第1の金型(12)のセット面(15)にほぼ当接させた状態で、前記弾性シート材(3)を前記第1の成形面(14)及び第2の成形面(17)によって構成されるキャビティ(19)内にセットする工程と、可塑化された樹脂材料を前記第1の金型(12)又は第2の金型(13)に設けられたゲートより前記キャビティ(19)内に充填する工程と、表面の一部に対し前記弾性シート材(3)が熱融着された基材本体(2)を前記金型装置(11)から取り出す工程とを備えたことを特徴とする樹脂製品の成形方法。
IPC (4件):
B29C 45/14 ,  B29C 45/26 ,  B29L 9:00 ,  B29L 31:58

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