特許
J-GLOBAL ID:200903060279878181

液体状揮発性物質の気化方法及び其の装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-220390
公開番号(公開出願番号):特開平7-024201
出願日: 1993年07月05日
公開日(公表日): 1995年01月27日
要約:
【要約】【目的】 液体状揮発性物質を大気圧、気温、液体状揮発性物質の品温等の変化にかかわらず安定して気化させることを目的としている。【構成】 液体状揮発性物質(1)を入れる容器(2)に於て、その底に多孔質の充填材(3)を充填した小孔(4)と容器(2)の口(5)まで達する細管(6)を設ることで液体状揮発性物質(1)を安定して容器(2)から滲出させることが出来るようにしてあり、その容器(2)を多孔質板(8)の上に設置すると液体状揮発性物質(1)は小孔(4)から滲出し、多孔質板(8)全体に行き渡り気化が行なわれる。
請求項(抜粋):
液体状揮発性物質(1)、以下揮発性液と称する、を入れる容器(2)の底には揮発性液(1)を滲出させる多孔質の充填材(3)を充填した小孔(4)と容器(2)の口(5)まで達する細管(6)が設けてあり、この容器(2)を揮発性液(1)を透過しない材料からなる皿(9)の上に設置してある揮発性液(1)を通す多孔質の材料からなる板(8)、以下多孔質板と称する、の上に設置することで容器(2)の底の小孔(4)から揮発性液(1)を多孔質板(8)の上に滲出させ多孔質板(8)全体に行き渡らせてその表面から気化を行なわせる方法。上記気化方法に於て本発明の装置が具備していなければならない構造とその働きは、第1に容器(2)の底から口(5)まで達する細管(6)で、この細管は容器(2)内の揮発性液(1)の上部に出来る空間(10)、以下ヘッド スペースと称する、と大気を連絡するもので揮発性液(1)が容器(2)から滲出することでヘッド スペース(10)の圧力が下がるために揮発性液(1)が容器(2)から滲出しなくなるのを防ぎ、また大気圧、気温、揮発性液の品温の変化によるヘッド スペース(10)の圧力の変化を調整して揮発性液(1)を容器(2)の底の小孔(4)から安定して滲出させる働きをする。第2は容器(2)の底の小孔(4)で多孔質の充填材(3)を充填することで揮発性液(1)は通すが大気圧よりヘッド スペース(10)の圧力が下がっても外部から空気を吸い込まなくしており、これによって細管(6)が上記の働きをすることが出来るのである。
IPC (2件):
B01D 1/00 ,  F17C 9/02

前のページに戻る