特許
J-GLOBAL ID:200903060301324250

車両用変速機の変速制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 深見 久郎 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-245662
公開番号(公開出願番号):特開平11-082676
出願日: 1997年09月10日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】 車両の急減速時に、エンジンブレーキの確保と、エンスト、ノッキングおよび再加速時の加速応答性の低下の防止を図る車両用変速機の変速制御装置を提供する。【解決手段】 車両の急減速時に、液圧モータの斜板角度を通常の1/3とし、液圧ポンプの斜板角度のストロークを通常の1/3とする。これにより、液圧モータの斜板の応答性が向上し、車両の急減速時における液圧ポンプの斜板のストロークの変化が車速の変化に追従可能となり、応答遅れに起因するエンスト等のトラブルの防止、再加速時の応答遅れの防止を図ることが可能となる。
請求項(抜粋):
入力軸(21)と、出力軸(22)と、前記入力軸(21)と前記出力軸(22)との間に設けられ、複数の変速クラッチ機構(44,45,46,...)および複数の遊星歯車機構(41,42)を備える機械式トランスミッション(4)と、前記入力軸(21)と前記出力軸(22)との間において前記機械式トランスミッション(4)に対して並列に設けられ、前記入力軸(21)側に連結される液圧ポンプ(51)および前記出力軸(22)側に連結される液圧モータ(52)を有し、前記液圧ポンプ(51)および前記液圧モータ(52)の少なくとも一方を斜板角度の増減変更により容量可変に構成した静液圧トランスミッション(5)と、を有する、無段変速機を備え、前記液圧ポンプ(51)は、液圧ポンプ斜板角度調整手段(55)を有し、前記液圧モータ(52)は、液圧モータ斜板角度調整手段(57)を有し、駆動時の高変速比域において、前記液圧ポンプ(51)の回転数よりも前記液圧モータ(52)の回転数の方が大きくなるように、前記液圧ポンプ(51)の斜板(51b)の最大傾斜角度よりも前記液圧モータ(52)の斜板(52b)の傾斜角度の方が小さくなるように前記液圧ポンプ傾斜角度調整手段(55)および前記液圧モータ斜板角度調整手段(57)を制御する増速手段を含む、車両用変速機の変速制御装置であって、車両の急減速状態を判定する急減速判定手段(32)と、前記急減速判定手段(32)により車両の急減速状態が判定されたとき、急減速の全領域において、前記液圧ポンプ(51)の斜板(51b)の傾斜角度、および、前記液圧モータ(52)の斜板(52b)の傾斜角度が、前記液圧ポンプ(51)の斜板(51b)の最大傾斜角度よりも小さく、かつ、前記液圧ポンプ(51)の斜板(51b)の傾斜角度が、前記液圧モータ(52)の斜板(52b)の傾斜角度よりも小さな範囲で制御されるように前記液圧ポンプ斜板角度調整手段(55)および前記液圧モータ斜板角度調整手段(57)を制御する急減速時傾斜角度制御手段(33)と、を備える車両用変速機の変速制御装置。
IPC (2件):
F16H 47/04 ,  F16H 61/40
FI (2件):
F16H 47/04 D ,  F16H 61/40 C

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