特許
J-GLOBAL ID:200903060302776880

溶解グレードのパルプ及びキシランの同時製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-518627
公開番号(公開出願番号):特表2001-504166
出願日: 1997年10月10日
公開日(公表日): 2001年03月27日
要約:
【要約】ビスコースレーヨン、セルロースエーテル及びセルロースエステル、例えば、セルロースアセテートの製造に使用するのに適した溶解グレードのパルプに、紙グレードの木材パルプをグレードアップする方法が開示される。この方法は、苛性アルカリ抽出、キシラナーゼ処理及び苛性アルカリ抽出をこの順序で行って、キシランのほとんどを除去する。除去されたキシランは回収して、キシロース、キシリトール及びフランの製造に使用できる。
請求項(抜粋):
(1)温度50〜100°Cにおいて紙グレードの広葉樹材クラフトまたはソーダパルプを水酸化ナトリウム水溶液と充分に接触させ; (2)工程(1)から得られたスラリーを固液分離し、そして分離した固体材料から水酸化ナトリウムを除去し; (3)工程(2)から得られた固体材料をキシラナーゼ酵素の溶液と充分に接触させ; (4)工程(3)から得られるスラリーを固液分離し; (5)工程(4)から得られた固体材料を温度50〜100°Cにおいて水酸化ナトリウム水溶液と充分に接触させ; (6)工程(5)から得られたスラリーを固液分離し、そして分離された固体材料から水酸化ナトリウムを除去して、溶解グレードのパルプを得; (7)工程(2)及び(6)から得られたキシラン/水酸化ナトリウム溶液からキシランを回収することを含んでなる工程による溶解グレードのパルプ及びキシランの同時製造方法であって、紙グレードのパルプがセルロースを75〜84重量%、キシランを15〜22重量%、及びマンナンを0.3〜3重量%含み;且つ溶解グレードのパルプがセルロースを97〜98.5重量%、キシランを0.5〜3重量%及びマンナンを0.1〜0.5重量%含む溶解グレードパルプ及びキシランの同時製造方法。
IPC (2件):
D21C 9/00 ,  C08B 37/14
FI (2件):
D21C 9/00 ,  C08B 37/14

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