特許
J-GLOBAL ID:200903060322807773

積層型金属製ガスケット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 定次 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-046349
公開番号(公開出願番号):特開平10-246153
出願日: 1997年02月28日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】【課題】 材料的にも、製作的にも安価な三枚の積層構成において、使用するグロメット板を極めて有効に使用して、補償部形成機能、フルビードの補強、フルビードの頂部におけるシール性能と耐久性の向上及び表面のコーティング層の剥離物の冷却用水への混入によるエンジントラブルの発生を解消できる積層型金属製ガスケットの提供を課題とする。【解決手段】 並列する各燃焼室孔(1) の周囲に、相互に独立して会合することなく形成したフルビード(2) を形成した、弾性金属板からなる第一ビード基板(4) と第二ビード基板(5) とを、それぞれのフルビード(2) の頂部相互が衝合状態となるように積層するにおいて、前記第二ビード基板(5) のシリンダブロック面接側に、その各燃焼室孔(1) に対応して折り返し縁(6) を形成するための小径孔(7) が形成され且つ該第二ビード基板(5) よりも軟質の薄い金属板からなるグロメット板(8) を積層し、前記折り返し縁(6) を、衝合状態となる相互のフルビード(2) 間に挟着されるように折り返した積層構成として、シール性能と耐久性等を向上させるようにした。
請求項(抜粋):
並列する各燃焼室孔(1) の周囲に、各燃焼室孔(1) の間で会合することなく独立して膨出させたフルビード(2) 及び各燃焼室孔(1) の全体を囲繞する略ガスケット外形輪郭形状にハーフビード(3) を形成した、弾性金属板からなる第一ビード基板(4) と第二ビード基板(5) とを、それぞれのフルビード(2) の膨出頂部相互及びハーフビード(3) 相互が衝合状態となるように積層するにおいて、前記第二ビード基板(5) のシリンダブロック面接側に、その各燃焼室孔(1) に対応して折り返し縁(6) を形成するための小径孔(7) が形成され且つ該第二ビード基板(5) よりも軟質の薄い金属板からなるグロメット板(8) を積層するとともに、前記折り返し縁(6) を、第二ビード基板(5) の各燃焼室孔(1) の開口縁(9) とフルビード(2) の山形面に沿わせ且つ隣接する燃焼室(1) の間で折り返し縁(6) の端部(10)が重ならないように折り返して被覆し、該被覆部分を第一ビード基板(4) と第二ビード基板(5) の対向するフルビード(2) の頂部間で挟着するように積層固定したことを特徴とする積層型金属製ガスケット。
IPC (2件):
F02F 11/00 ,  F16J 15/08
FI (2件):
F02F 11/00 L ,  F16J 15/08 Q

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