特許
J-GLOBAL ID:200903060330332440
距離測定装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-175477
公開番号(公開出願番号):特開2002-368720
出願日: 2001年06月11日
公開日(公表日): 2002年12月20日
要約:
【要約】【課題】 デジタル相関器を用いたSS方式の距離測定装置において、基準電位から正若しくは負の一方向に変化する受信信号を送信時のPN符号に対応して正確に2値化し、相関計算、延いては距離測定を高精度に行うことができるようにする。【解決手段】 送信信号発生部6で所定チップ長のPN符号を発生し、発光部2からPN符号に対応したレーザ光を出射させ、その反射波を受光部8で受光すると共にコンパレータ14で2値化し、相関器16で2値化後の信号とPN符号との相関計算を行うことで、距離測定を行うSS方式のレーダ装置において、受光部8とコンパレータ14との間に、受信信号から直流〜低周波信号成分を除去するHPF10を設け、送信信号発生部6からは、受光部8が反射光の受光を開始した後コンパレータ14に入力される受信信号の直流電圧レベルが基準電位に安定するのに要する時間以上、余分にPN符号を発生させる。
請求項(抜粋):
一定周期のクロックに同期して所定チップ数の擬似ランダム雑音符号を順次発生する符号発生手段と、該符号発生手段が発生した擬似ランダム符号に従い距離測定用の電磁波を生成すると共に、該電磁波を測定対象物に向けて送信する送信手段と、該送信手段が送信した電磁波が外部の測定対象物に当たって反射してくる反射波を受信し、基準電位に対して正又は負の何れか一方に変化する受信信号を出力する受信手段と、該受信手段からの受信信号と予め設定された判定電圧とを比較することで、前記受信信号を2値化する2値化手段と、該2値化手段にて2値化された2値信号を前記クロックに同期して順次サンプリングし、該サンプリングにより得られた受信データと前記符号発生手段が発生した擬似ランダム雑音符号との相関値を演算する相関値演算手段と、該相関値演算手段による演算結果に基づき前記電磁波が測定対象物との間で往復するのに要した時間を求め、該時間から前記測定対象物までの距離を算出する距離演算手段と、を備えたスペクトラム拡散方式の距離測定装置において、前記受信手段から出力される受信信号の中から、前記送信手段が生成した電磁波の周波数成分よりも低い周波数の信号成分を除去し、該信号成分除去後の受信信号を前記2値化手段に出力する信号処理手段と、前記符号発生手段に対して、前記相関値演算手段が前記2値信号のサンプリングを開始する前から、前記受信手段が前記反射波の受信を開始してから前記信号処理手段での受信信号の直流電圧レベルが安定するのに要する安定化時間に対応したクロック数分以上余分に、前記擬似ランダム雑音符号を発生させることで、前記送信手段からの電磁波の送信開始タイミングを距離測定開始タイミングよりも早くする送信開始タイミング制御手段と、を備えたことを特徴とする距離測定装置。
Fターム (3件):
5K022EE02
, 5K022EE21
, 5K022EE31
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