特許
J-GLOBAL ID:200903060346129954
パンタグラフの自動多段延伸型全防風カバー
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-196187
公開番号(公開出願番号):特開平6-113403
出願日: 1991年05月07日
公開日(公表日): 1994年04月22日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 電車の高速走行時に発生する風圧によるパンタグラフ枠組の振動に起因する集電障害や、枠組から発生する飛行音障害を防止する。【構成】 パンタグラフの昇降と同時に、該フードも昇降するような、2段又は3段式の多段伸縮型のフード31,32を考え、パンタグラフの休止時には1段に折畳んで風圧障害を著しく軽減する構造とした。而かも、その外形が、前後端を船首型とすることによって、走行時に発生する風圧を左右に分流せしめ、パンタグラフの位置の安定保持に影響を与えない構造とした。【効果】 従来の露出型のパンタグラフが走行時に受ける風圧によるパンタグラフ枠組みの振動による集電障害や、枠組から発生する飛行音障害を防止出来る。
請求項(抜粋):
パンタグラフの昇降用枠組の、前後に相対する両上枠の頂点?Cから上方に、小支柱?Dを立てて第2の頂点?Fを設け、それらの相対する諸点間を2本の水平軸で結合し、それぞれの軸端を固着点としてパンタグラフの全防風カバーの上段カバー▲31▼部分を取付け、第2の頂点線の上方に搭載した集電体?E面を除きパンタグラフ枠組みの上半部分を覆はしめる。パンタグラフ枠組の頂部は復元性を有する首振りの可変移構造としてあるために、架線の勾配の変化に対応して、この部分に搭載する集電体?E及び上段カバー▲31▼部分が僅かに前後に傾斜することを許す。露出した集電体?Eの集電面以外のパンタグラフの枠組全体は、上下2段に分割したカバーで覆い、その下段カバー▲32▼は固定型の外套としてパンタグラフ台板上に固定し、パンタグラフを折りたたんだ時、上段カバー▲31▼の外套となり、伸長したときは、上段カバー▲31▼のみがパンタグラフの昇降に追随して自動的に延伸するような2段構造とし、電車の進行方向に対してカバー全体の外形の前後両端を船首型として、電車の走行中にパンタグラフが受ける風圧の影響を遮断する構造とした、パンタグラフの自動多段(2段)延伸型全防風カバー。
IPC (2件):
前のページに戻る