特許
J-GLOBAL ID:200903060350803236

無段変速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-276509
公開番号(公開出願番号):特開平10-122332
出願日: 1996年10月18日
公開日(公表日): 1998年05月15日
要約:
【要約】【課題】 軸方向寸法が小さく、コンパクトであり、しかも発進及び変速を入力軸の回転数の変化に応じて自動的に行い得る油圧式無段変速機を提供する。【解決手段】 入力軸1に固着される共通のシリンダボディ12にラジアル型第1油圧ポンプP1 の第1プランジャ14群と第1油圧ポンプP1 に油圧閉回路を介して連結されるラジアル型第2油圧ポンプP2 の第2プランジャ24群とを配設し、第1プランジャ14群を作動させる第1ポンプリング15をミッションケース5に、第1ポンプリング15のシリンダボディ12に対する偏心方向及び偏心量を可変とすべく軸支する。また油圧閉回路の低圧及び高圧油路28,29間を連通、遮断するクラッチ弁51と、該弁及び第1ポンプリング15を入力軸1の回転数の上昇に応じて順次作動する遠心機構60とをシリンダボディ12に設ける。
請求項(抜粋):
ミッションケース(5)に入力軸(1)及び出力軸(2)を同軸状に支承し、その入力軸(1)に固設されるシリンダボディ(12)と、このシリンダボデー(12)に放射状に配設される複数の第1プランジャ(14)と、これら第1プランジャ(14)を囲繞してそれらの外端に相対移動可能に係合し、シリンダボディ(12)の回転に伴い各第1プランジャ(14)に往復動を与えると共に、その往復動ストロークを調節すべく、ミッションケース(5)に回動可能に支持される第1ポンプリング(15)とで可変容量のラジアル型第1油圧ポンプ(P1 )を構成し、また前記シリンダボデー(12)と、このシリンダボディ(12)に放射状に配設される複数の第2プランジャ(24)と、出力軸(2)に固設されると共にこれら第2プランジャ(24)を囲繞してそれらの外端に相対移動可能に係合し、シリンダボディ(12)との相対回転に伴い各第2プランジャ(24)に一定ストロークの往復動を与える第2ポンプリング(25)とで固定容量のラジアル型第2油圧ポンプ(P2 )を構成し、シリンダボディ(12)には、第1油圧ポンプ(P1 )に作動油を吸入されると共に第2油圧ポンプ(P2 )から作動油を吐出される高圧油路(29)と、第1油圧ポンプ(P1 )から作動油を吐出されると共に第2油圧ポンプ(P2 )に作動油を吸入される低圧油路(28)とを形成すると共に、その高圧油路(29)を低圧油路(28)又は油溜め(41)に連通するクラッチオフ位置及びその連通を絶つクラッチオン位置間を移動するクラッチ弁(51)と、入力軸(1)の回転数の上昇に応じてクラッチ弁(51)をクラッチオフ位置からクラッチオン位置へ作動させ、更に変速比の減少側へ第1プランジャ(14)の往復ストロークを制御すべく第1ポンプリング(15)を作動させる遠心機構(60)とを設けたことを特徴とする、無段変速機。
IPC (2件):
F16H 39/18 ,  F16H 61/40
FI (2件):
F16H 39/18 ,  F16H 61/40 G

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