特許
J-GLOBAL ID:200903060360628505

拡散符号捕捉回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-264457
公開番号(公開出願番号):特開平5-100007
出願日: 1991年10月14日
公開日(公表日): 1993年04月23日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 GPS衛星電波の拡散符号を同期捕捉するために用いられる拡散符号捕捉回路に関し、捕捉に要する時間を短縮する。【構成】 シフトレジスタ20は、1ビットづつ遅相されたn個の拡散符号信号P1〜Pnを出力する。それらは検出部30にはいり、衛星の拡散符号信号、数値制御発信器60からの信号NI、NQ等との排他論理により衛星の拡散符号信号と衛星信号のドップラシフト周波数等の誤差等を除去する。残された信号成分をサンプリングクロックCKでカウントしていき相関結果を出力する。制御部ではそれらのうちから最大のものを検索することで衛星信号の拡散符号の捕捉を判定する。また、捕捉できなかった場合には、制御部70からの制御信号により拡散符号信号PAの位相をずらして検索を行い、捕捉されるまで繰返す。以上のように、n個の検出器を用いて同時に検索する構成にすることにより、高速に拡散符号を捕捉することができる。
請求項(抜粋):
GPS衛星からの電波に含まれる拡散符号を捕捉する際に、GPS衛星からの電波の周波数を中間周波数に変換しそれを2値化して得られた2値化信号を1ビットサンプリングすることによりデジタル化した信号を出力するデジタル化回路と、GPS衛星からの電波に含まれる拡散符号と同一の拡散符号を生成する拡散符号発生器と、その拡散符号発生器で生成した拡散符号信号を1ビットずつ移相されたn個の拡散符号信号を同時に出力するシフトレジスタと、指定した周波数で発信する信号と90度移相した信号を出力する数値制御発信器と、前記シフトレジスタからのそれぞれの出力信号と前記デジタル化回路を介して入力された衛星信号に含まれる拡散符号との相関処理を行うとともに、前記数値制御発信器の出力から結果信号を得る検出部と、前記検出部からの結果を入力し捕捉制御する捕捉制御信号を送出する制御部とを設けたことを特徴とする拡散符号捕捉回路。

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