特許
J-GLOBAL ID:200903060390286005

糖タンパク質の特定糖鎖割合の測定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池内 寛幸 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-118142
公開番号(公開出願番号):特開平7-325083
出願日: 1994年05月31日
公開日(公表日): 1995年12月12日
要約:
【要約】【目的】 特定糖タンパク質の糖鎖総量を別途測定する必要がなく、試料中の特定糖タンパク質の全糖鎖量に対する特定糖鎖量の割合を簡便かつ迅速に測定することができる特定糖タンパク質の特定糖鎖量の割合の測定方法を提供する。【構成】 特定糖タンパク質3のタンパク質部分に特異的親和性を有する抗体2の一定量が固定された固相1と、前記特定糖タンパク質3を含有する試料の液相とを接触させて、抗体2に該特定糖タンパク質3を飽和状態まで捕捉させ、次いで該糖タンパク質3の特定糖鎖4に対して親和性を有する標識物7で標識化されたレクチン6を結合させ、その標識物量を測定し、該標識物量を、特定糖鎖の割合が既知である標準試料を用いて求めておいた該標識物量と特定糖鎖の割合との関係を示す検量値データと比較することにより特定糖鎖割合を求める。
請求項(抜粋):
(a)特定糖タンパク質のタンパク質部分に特異的親和性を有する抗体および/または該抗体の活性フラグメントの一定量を固定した固相と、前記特定糖タンパク質を含有する試料の液相とを接触させることにより、該固相上の該抗体および/または該抗体の活性フラグメントに該特定糖タンパク質を飽和状態まで捕捉させた後、固相と液相を分離し、次いで分離した固相と該糖タンパク質の特定糖鎖に対して親和性を有する標識化されたレクチンを含有する液相を接触させ、該固相上に捕捉されている特定糖タンパク質の特定糖鎖に標識化されたレクチンを結合させ、次いで固相と液相を分離し、分離した固相にレクチンを介して結合している標識物量を測定し、該標識物量を(b)一定量の該特定タンパク質が含有する全糖鎖量に対する特定糖鎖の割合が既知である標準試料を用いて前記(a)と同様の方法により同様の標識物量の測定を行い、その結果に基いてあらかじめ作成された該標識物量と該特定タンパク質が含有する全糖鎖量に対する特定糖鎖の割合との関係を示す検量値データと比較することにより前記試料に含有されている該特定糖タンパク質の全糖鎖量に対する特定糖鎖割合を決定することを特徴とする特定糖タンパク質の全糖鎖量に対する特定糖鎖量の割合の測定方法。
IPC (4件):
G01N 33/53 ,  G01N 33/543 501 ,  G01N 33/547 ,  G01N 33/68

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