特許
J-GLOBAL ID:200903060393525523
音声信号前処理システム
発明者:
,
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-080355
公開番号(公開出願番号):特開2006-276856
出願日: 2006年03月23日
公開日(公表日): 2006年10月12日
要約:
【課題】 音声信号受信中の雑音低減を効果的に行うことができる自動音声認識システム用の音声信号前処理システムを提供する。【解決手段】 音声信号前処理システムは、音声信号を検出する音響センサと、室内の雑音信号を検出する非音響センサと、音声信号前処理部と、第二フィルタバンクを介し音響センサを前処理部に接続する第二信号処理部と、第一フィルタバンクを介し非音響センサを前処理部に接続する第一信号処理部とからなり、両フィルタバンクは、複数のサブバンドへ受信信号を分離し、前処理部は、コヒーレント周波数帯域信号処理部と、非コヒーレント周波数帯域信号処理部と、受信信号のコヒーレンス特性によりこれらのいずれかを選択する前処理方法選定部とを備え、非コヒーレント周波数帯域信号処理部は室内を伝播する信号の伝達関数を推定する伝達関数推定手段とを有している。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
室内空間の非音響雑音信号を検出する少なくとも一つの非音響センサと、該非音響センサに接続され前記非音響雑音信号に所定の処理を行うための第一音声信号処理部と、
該第一信号処理部に接続され前記非音響雑音信号を複数の周波数帯域信号に分離する第一フィルタバンクと、
特定者が放つ音声信号を検出する少なくとも一つの音響センサと、
該音響センサに接続され該音響センサからの受信信号に所定の処理を行うための第二信号処理部と、
該第二信号処理部に接続され受信信号を複数の周波数帯域信号に分離する第二フィルタバンクと、
前記第一フィルタバンク及び前記第ニフィルタバンクからの受信信号を用いて、前記第二フィルタバンクから伝送される受信信号を音声自動認識システム用に前処理するための音声信号前処理部と、
を備える音声信号処理システムにおいて、
前記音声信号前処理部は、
前記第一フィルタバンク及び前記第二フィルタバンクから伝送されるコヒーレント周波数帯域信号に基づき、前記第二フィルタバンクから伝送される受信信号から雑音信号を低減するためのコヒーレント周波数帯域処理部と、
前記一フィルタバンク及び前記第二フィルタバンクから伝送される非コヒーレントな周波数帯域信号に基づき、前記第二フィルタバンクから伝送される受信信号から雑音信号を低減するための非コヒーレント周波数帯域処理部と、
前記第一フィルタバンク及び前記第ニフィルタバンクから伝送された信号のコヒーレンス特性を判断し、前記第一フィルタバンク及び前記第ニフィルタバンクから伝送される受信信号がコヒーレントな周波数帯域信号である場合、前記コヒーレント周波数帯域信号処理部により処理し、前記第一フィルタバンク及び前記第ニフィルタバンクから伝送される受信信号が非コヒーレントな周波数帯域信号の場合、前記非コヒーレント周波数帯域信号処理部により処理する前処理方法選定部と、
前記コヒーレント周波数帯域処理部と前記非コヒーレント周波数帯域処理部とにより雑音信号が低減された信号を合成する周波数帯域合成部とを備え、
前記非コヒーレント周波数帯域処理部は、前記第一フィルタバンクから伝送された雑音信号に基づき伝達関数を推定する伝達関数推定部と、該伝達関数推定部により推定された伝達関数と前記第一フィルタバンクから伝送される受信信号に基づいて、雑音信号の推定を更新するための瞬時雑音推定手段とを備え、該推定された雑音信号と前記第二フィルタバンクから伝送される受信信号に基づき雑音信号を低減することを特徴とする自動音声認識システム用の音声信号前処理システム。
IPC (3件):
G10L 15/20
, G10L 15/00
, G10L 21/02
FI (3件):
G10L15/20 370E
, G10L15/00 200J
, G10L21/02 101B
Fターム (1件):
引用特許:
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