特許
J-GLOBAL ID:200903060399803231

高靭性で降伏比の低い厚肉鋼管の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-299983
公開番号(公開出願番号):特開平7-150245
出願日: 1993年11月30日
公開日(公表日): 1995年06月13日
要約:
【要約】【構成】重量%で、c:0.03〜0.20% Si:0.01〜0.50% Mn:0.5 〜2.0%、solAl:0.005 〜0.10%を含有し、さらにNb:0.005〜0.05% V:0.01 〜0.10% 、Ti:0.05 〜0.10% のうち1種又は2種以上を含有し、残部Fe及び不可避的不純物からなる鋼を、再結晶温度以下でかつAr3 以上の温度域において累積圧下率が30%以上の熱間圧延を施した後、0.5 〜30°C/sec の冷却速度で少なくとも変態が完了する温度以下の温度域まで加速冷却を施してベイナイト主体のミクロ組織を呈する鋼板を得、この鋼板をAc1 以上でかつAc3 以下の二相域温度範囲に再加熱し、Ar1 未満の温度域から円筒状に曲げ加工を開始し、Ar1 以上の温度域で加工を終了し、その後空冷以上の冷却速度で冷却して厚肉鋼管を製造する。【効果】経済性を損なうことなく、高靭性でかつ強度及び溶接性にも優れ、かつ降伏比の低い厚肉鋼管を製造し得る方法を提供する。
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:0.01〜0.50%、Mn:0.5〜2.0%、solAl:0.005〜0.10%を含有し、さらにNb:0.005〜0.05%、V:0.01〜0.10%、Ti:0.005〜0.10%のうち1種又は2種以上を含有し、残部Fe及び不可避的不純物からなる鋼を、再結晶温度以下でかつAr3 以上の温度域において累積圧下率が30%以上の熱間圧延を施した後、0.5〜30°C/secの冷却速度で少なくとも変態が完了する温度以下の温度域まで加速冷却を施してベイナイト主体のミクロ組織を呈する鋼板を得、この鋼板をAc1 以上でかつAc3 以下の二相域温度範囲に再加熱し、Ar1 以上の温度域から円筒状に曲げ加工を開始し、Ar1 未満の温度域で加工を終了し、その後空冷以上の冷却速度で冷却することを特徴とする高靭性で降伏比の低い厚肉鋼管の製造方法。
IPC (6件):
C21D 8/10 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/54 ,  C22C 38/58
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭56-035722
  • 特開昭62-017127
  • 特開昭56-035722
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